『フランスの子どもは夜泣きをしない』という気になるタイトルの本を読みました。
”赤ちゃんの時は誰だって夜泣きをするのではないの?”と思っていた私にとっては実に気になる内容。
読んでみると、”なるほど~!”と思うことがたくさんありました。
また、”英米人ママがフランスの子育てを追う”というような内容なので、フランスの子育てを学ぶのと同時に、英米人の子育てを垣間見ることが出来て面白かったです。(日本は英米人スタイルだなと感じました。)
目次
さて、タイトルにも夜泣きのことが出ていますので、ここでも夜泣きについてご紹介します。
フランスでは、「夜泣きをする?しない?きちんと眠れてる?」という言い方を、「夜を過ごす」という言葉で表現するそうです。
なんともおしゃれですね!
そして、関心したポイントは、フランスの赤ちゃんはだいたいが「生後2か月くらいから、夜まったく起きずにぐっすり朝まで眠れる」というところ。
遅くとも生後6か月には「きちんと夜を過ごせる」のだそうです。
なんてすばらしい!と感じませんか?もし、生後2か月ほどで夜泣きをせず、ぐっすり眠ってくれるなら、親の睡眠不足も負担も軽くなりますよね。
そうなるための大事なポイントは・・・『子どものリズムをつかむこと』だそうです。
一体赤ちゃんが何を求めているのか?泣き出してから5分くらい待ってみることが大切なのだとか。
この、『どんな子どもにも必ずリズムがある、ちょっと待つ』がフランス流子育てのポイントだと感じました。
さて、日本では朝・10時のおやつ・昼・3時のおやつ・夕・夜食と1日6回ほど食事をとることが一般的だと思いますが、フランスの赤ちゃんの食事は、朝(8時)・昼(12時)・夕(16時)・夜(20時)の4回なのだそうです。
しかも、どの子もだいたい食事時間は同じなのだそう。それはいったいなぜなのでしょう?
また、保育園の給食は”フルコース”。
前菜、メイン、デザートなど、栄養バランスの取れたものを毎回食べているのだとか。
同じ食材は極力使わない・調理方法を変えるなどの工夫をして作っている給食は、フランス全体が「食育」にも力を入れているという証拠なのかもしれません。
ここでの話は、私の幼児教育理念とがっちりマッチしており、フランスの保育園、幼児教育を見てみたい!と強く思うきっかけになりました。
さて、とても楽しく読めて、子育てを考えさせてくれる本ですので、ぜひ読んでほしいと思い、内容紹介はここまでにしておきます(*^-^*)
共感する部分、なるほどと思う部分、ここは日本の方がいいなと思う部分、一冊の中で様々な見解ができると思います。
親御さんが世界の子育て法に興味を持つことも、国際人への第一歩!
ぜひ、お手に取ってみてくださいね!
序章:フランスの子どもは食べ物を投げない
第一章:パリ移住と妊娠
第二章:パリの妊婦はなぜスリムなのか
第三章:フランス人の赤ちゃんは朝までぐっすり眠る
第四章:お菓子作りは教育の宝庫
第五章:保育所はすばらしい
第六章:フランス人ママは母乳にこだわらない
第七章:フランスの魔法の言葉
第八章:フランス流、夫婦円満の秘訣
第九章:フランス流の食育はおどろきの連続
第十章:なにかがちがう、フランス人の親の叱り方
第十一章:子どもには子どもの人生がある
終章:フレンチな未来