外国人と初めて挨拶する時に日本人が一番戸惑うこと。

それが『挨拶』です。

日本人であれば、

「「初めまして~」と名前をいいながらお辞儀をする。」

という、選択肢は1つで済むところが、外国人の『挨拶』は、

・握手

・ハグ

・頬にキス

などと複数の選択肢があるからです。

それゆえに、

・握手はどうすればいい?

・ハグはいつする?

・頬にキスはするべきなの?

とどれを選択すればいいのか、正しいやり方はなにか、迷ってしまうのです。

これまでは日本にいる限り、(一部の方を除き)そのような戸惑いを感じることは少なかったかと思います。

けれどこれからはそうはいきません。

2020年の東京オリンピックに向けて外国人観光客の招致はもちろん、外国人雇用の受け入れも拡大しようとしている現在。

今よりもたくさんの外国人が日本に来るor住む(=日本国内の国際化が進む)ことになるのはまず間違いありません。

もちろん、海外での活躍を視野に入れている、ということもありますよね。

そんな、”世界が益々近くなる”からこそ、幼少期には国際マナーをしっかり身に付けておくべきなのです。

なぜなら、国際マナーをしっかり身に付けておくことが、『自分の身を守ることにも繋がる』からです。

挨拶のスキンシップってどこまで?

ここからは私が「マナーをしっかり身に付けておくべきだ!」と感じた恥ずかしい体験談をお話しします。

それは私が今よりももっともっと無知だったころ。

旅が好きで歴史や異文化に興味のあった私は、外国に憧れていました。

一人でヨーロッパ旅行に行くことなんてしょっちゅう。

自分とは違う文化を持つ方の話を聞くことはとても面白かったので、友人の紹介や交流会でも様々な外国人と知り合いました。

その中で「これは・・・?」と戸惑った出来事がありました。

そのきっかけが『挨拶』です。

冒頭でも述べたように、外国人の挨拶って実に多様。

異性同士でもハグをするし頬にキス(これは実は本当にしているわけではありません。)もします。

そして友人の紹介や交流会では割とフランクな感じが多く、初対面でもハグをすることがありました。

もちろん、ほとんどの男性の方は紳士的に振舞ってくれるのですが、中には「ん~?」と思う出来事もあります。

話している間もやたらと距離が近く、体に腕を回したり、頬にキスをしてきたりするのです!

まだ若かった私は、”これって挨拶・・・?”と疑いながらも、

「僕の国ではこんな風に挨拶するんだよ~」

と言われてはそれが真実なのかどうか見極めるのにも時間がかかり・・・(さすがに唇にキスされた時は、はっきり「No!」と拒絶し、すぐさま退散しました。)

「これはどこまでが挨拶なのかしっかり知らなければいけない」

国際マナーの重要性を身に染みて感じたのでした。

旅行中、現地ガイドさんとのやりとりでも・・・。

先ほどの挨拶の件は、日本国内での出来事ですが、今度は私がツアー旅行へ出かけた時の出来事をお話しします。

私はツアー旅行というものにはほぼ行かない(自分でアレンジするのが楽しいため)のですが、7年前にトルコ周遊旅行へ行った際には、交通網の問題もあり、ツアーにした方が良いとのアドバイスを受け、ツアー旅行へ参加しました。

お一人様参加の方も数名いたのですが、平日出発12日間という日程もあり、参加者はおじ様、おば様が多く、当時20代だったのは私だけでした。

参加者の皆様とも自然と仲良くなる素敵なツアーだったのですが、仲良くなったのは参加者だけではなく、現地ガイドさんも同じでした。

現地ガイドさんは日本の大学にも留学し、日本語、英語、トルコ語、ドイツ語、など何ヶ国語も話せる男性。

話も面白く親身になって旅行中のアテンドをしてくれました。

私がただ一人の20代女性ということもあって気を遣ってくれたのか、トルコ国内の飛行機座席が隣になることもあり、トルコについて色々な話をしてくれました。

ホテル到着後の自由行動時にも、サービスで参加者を市内案内に連れて行ってくれたり、現地のB級グルメ、スイーツを教えてくれるなどの親切ぶりに、私はすっかり気を許し、いろいろなことを尋ねていました。

それがいけなかったのか。

徐々に馴れ馴れしくなり、私の宿泊室(一人部屋)にだけティーセットが届けられる(ツアーガイドなので部屋番号は知っている)、気付くとずっと隣にいる、というような事態になってしまいました。

そう、私の行動は彼に”勘違い”を引き起こさせてしまったのです!

(気付いてからはより一層他の参加者と共にいるようにし、距離を取りました。)

具体的にどの行動が、というわけではなかったのですが、

「「日本の若い女性はなぜ、あんなに子供っぽいしぐさや言葉遣いをするのか」

と在京イタリア大使館のアルヴィーゼ・メンモ参事官は日本人女性の「ぶりっ子」的ふるまいを鋭く見抜いた。

出典:寺西千代子氏著書『世界に通用する公式マナー プロトコールとは何か』」

とあるように、きっと私の言動が彼に甘えているように見えてしまったのでしょう。

この経験からも、

「異なる文化を背景に持つ外国人との距離のとり方って難しい。

自分がしっかりとマナーを把握し、言動にも気を配ることがスムーズなコミュニケーションに繋がるのだ。」

と学んだのでした。

国際マナーを知ることが、身を守ることにも繋がる。

もちろん、海外でも日本国内でも素晴らしい外国人はたくさんいます。

けれど中には、

・察する文化で、No!とはっきり言えない曖昧な気質

・自己主張が弱い

という日本人ならではの気質につけこんで、悪意を持って近づいてくる人がいるのも事実。

※参考:「海外で日本人女性はモテる?住んでわかった本当の理由」

そんな時に私のようにならないためには、最低限、

・挨拶のスキンシップはどこまでなのか

・その国の人にとってNG、もしくは勘違いさせてしまう言動はなにか

という境界をしっかり知っておく必要があります。

最低限これらを知っていれば、「No!」とはっきり態度で示すことができ、結果として自分の身を守ることが出来るのです。

もちろん女性だけではなく、男性にとっても必要なこと。

「現地女性に押されて気が付いたら結婚することになっていた、結婚を承諾する言動をしてしまっていた・・・」

なんてこともあるからです。

これらは「経験と慣れ(=感覚で掴む)」が必要な部分があります。

だからこそ、大人になってから学べば良い、ではなく、幼少期から学ばせることをオススメします。

まとめ

これから益々世界と近くなり、様々な国の方々と接する時代。

多様性を受け入れることは重要ですが、ただ受け入れるだけではなく、

『お互いの文化を理解し合い、双方が気持ちよい関係を築けるスキル』

が世界で活躍するのには必要不可欠。

そのスキルの1つが、国際マナーやエチケットを知る/身に付けることなのです。

繰り返しになりますが、これらが身に付けば世界で通用するだけではなく、自分自身の身を守れることにも繋がります。

親は365日24時間、子供の側にいられるわけではありません。

大切なお子様が将来、一人で海外へ出て行った時。一人暮らしをはじめた時。

自分の身を自分で守れる大人に育てることも、立派なグローバル教育の1つなのです。

子供&貴方の可能性は無限大!

《お子様の教育に関して迷ったら》

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴12年以上。
これまで4,000組以上の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまう親御様の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・御両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。