子どもの頃、特に男の子が楽しむ『戦いごっこ』。
ヒーローや戦隊ものになりきって遊んでいますよね。
女の子でも、プリキュアごっこなどのごっこ遊びは盛んに行われています。
しかし、この『戦いごっこ』が何の制限もなく出来るのは、もしかしたら日本だけかもしれません。
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では、海外では戦いごっこはしないのかというと・・・そうではありません。
どこの国でも”戦いごっこ”は子どもたちにとってポピュラーな遊び。
ヒーローになりきることで、培われる成長もあります。
しかし、地域によっては「やってはいけない、やらせない」「制限がある」というところもあります。
確かに、ネイティブの先生たちは子どもが戦いごっこを始めるとすぐに止めにはいります。それはいったいなぜなのでしょうか?
ではなぜやらせないのか、また、どんな規制があるのかというと・・・
・子どもが暴力的になる
・悪者の役をやる人が出てきて平等ではない
・暴力で解決しているように見える
など、特に、”子どもが暴力的になるので戦いごっこはやらせない=そのような番組を見せない”という理由が大きな割合をしめています。
一部では、「アンパンマン」でさえNGなところがあるのだそうです。(暴力で解決しているという解釈だそうです。)
・行う時には平等に(悪者を決めない)
→悪者を倒すことがいじめに繋がるから
・銃を撃つマネをしたり、使うマネをしたりしてはいけない
というものです。特に、銃社会では子どもが銃をバーンと撃つマネをすることは、絶対NGとされているようです。
(”数々の事件を連想させるから”などの理由からだそうです。)
上記のような理由から、戦いごっこを行うことは、日本ほど自由な環境ではないような気がします。
もちろん、日本でもやりすぎたり、本当に叩いたり、蹴ったりするのは厳禁。
それでも、海外に比べるとおおらかな目で戦いごっこを見守っている日本。
そのため、海外の園に転園したりすると、”日本人の子は乱暴”と思われることもあるようです。
これは直していかなくてはいけない印象ですが、だからこそ、自由な戦いごっこは日本社会の治安が良いからこそできるものなのでは・・・と感じました。
戦いごっこには、力加減を身に付ける、相手の表情から気持ちを読み取るなど、人間として必要な成長を身に付けることができるという利点もあります。
一概にすべてが悪いわけではないと私は感じますし、世界のどこでも遊ばれている遊びの1つでもあります。
しかし、先にも述べたように制限などをあることを考えると、遊び1つにしても、その国の背景があるのだなと感じました。
今後海外へ行かれた時には、地元の子どもたちの遊びに注目してみると、日本とは違う発見があって、面白いかもしれませんね。