“あかりをつけましょぼんぼりに~♪”今日は女の子のお祝い、『ひなまつり』ですね。
これは西欧にはないお祭りで、美しいひな人形は日本独特のものですが、みなさんはなぜひなまつりを祝うのか、その由来はご存じでしたか?今日はひなまつりの様々な由来を見て、豆知識を知っちゃいましょう!
①ひな祭りって?
ひな祭りは、古くは「上巳(じょうみ)の節句」「弥生の節句」などの呼び名があり、五節句(「人日の節句(1月7日)」「端午の節句(5月5日)」「七夕の節句(7月7日)」「重陽の節句(9月9日 ))の一つにあたります。
女の子がいる家ではこの時期にひな人形を飾り、白酒や桃の花(魔除けの効果があると言われている)を供えてお祝いします。
② 元来は男の子も祝われていた!
もともと「上巳の節句」は男女の区別なく行われていた行事でしたが、「端午の節句」が男の子の節句として祝われるようになったことに対して、3月3日が女の子の節句として定着するようになりました。
③ひな祭りは“女性”のお祭り!?
“女の子のお祭り=子どものお祭り”のようなイメージがありますが、最初は女性のためのお祭りでした。そのうち赤ちゃんを一緒に連れてくるようになったことで、女児のお祭りというイメージが強くなり、現在の形になったとも言われています。
また、こんな由来も。↓
☆ひな祭りの起源は中国までさかのぼる!?
昔、漢の時代の徐肇(じょちょう)という男がいました。男は3人の女児をもうけたましたが、3人とも3日以内に死んでしまいました。
その嘆き悲しむ様子を見た同じ村の人たちが酒を持ち、3人の女児の亡骸を清めて水葬しました。
それが平安時代になると、「上巳の祓い」といって、3月3日に陰陽師を呼びお祓いをさせ、自分の身に降りかかる災難を自分の生年月日を書いた紙の人形(ひとがた)に移らせて川に流しました。この厄払い様子は今でも下鴨神社で行われる「流しびな」の行事に再現されています。
この紙のひな人形が発展し、現在の豪華なひな人形になったとされています。また、ひな壇を設けるようになったのは、江戸中期からだそうで、それまでは畳に直にじゅうたんを敷き、人形や調度を飾っていたとか。
これ以外にも由来はさまざまありますが、乳幼児死亡率が高かった時代に、子どもの身代わりとして人形を飾り、同時に“ここまで無事に育ったお祝い”をするのはとても大事なことだったのです。
今一度、本来の由来や意味を考えてみると、あらためて子どもが育つ喜びを感じますね!
実は、ひな祭りに食べる食べ物にもそれぞれ意味や由来があるのです!
詳しくはとってもわかりやすい、こちらのサイトをご覧ください。↓
https://members-club.flets.com/pub/pages/contents/list/bunkamura/ls/life/130221_02/01.html
みなさんのご家庭ではどんなひな祭りになるでしょうか?
幸せな時間を過ごせますように(*´∀`)
Category 世界の文化 2015.03.03