さて、イベントの興奮冷めやらぬこの頃。しばらく食物系のお話が続きます!
突然ですが、お弁当っていくつになってもワクワクする不思議なものですよね!
お弁当箱やお箸セットなどでも気分が変わり、今日は何が入っているかな?と楽しみに開く…
不思議な魅力があるものだと思います。
今日はそんなお弁当に関して、同業者で仲良くさせていただいている保育者の先生からいただいた、“保育者目線でのお弁当”についてのお話です。
その先生の率直な疑問は…
『なんで、お弁当に好きなものばっかり入れてくる保護者が多いんだろうね??』
ということ。
う~ん…私が思うにそれは、
“せっかく作ったんだから、お弁当箱を空っぽにしてほしい!”
という親の思いが強いからだと思います。
あと1つは…
“子どもがどんなきっかけで成長するのかよくわからないから”
なのかなと思います。
先に断っておきますが、世の親御さんがた…
いつも子どもの好きなものばかりのお弁当って…
正直、保育者に良く思われないことが多いです(*_*)
はっきりいってしまい、すみません。
でも本当にそうなのです。
それは、保育者自身も“お弁当”を重要視しているから。
お家から持ってくるお弁当は、普段見ることができないその子の食生活や、お家での様子を垣間見る大切な機会です。
お弁当や持ち物から、その子のお家の様子、栄養バランス、食生活、お家での苦手な食べ物に対する取り組み方…などなど、実に多くの情報が得られるのです。
毎日大切な“命”を預かっていますから、命を支える“食”には敏感で、それをもとに普段の保育にも生かしているのです。
ですので、お弁当に毎回好きなものしか入っていないのを見ると、『お家でも好きなものしか食べていないのではないか』『栄養バランスが偏っているのではないか』と思ってしまうのです。
もちろん、そんなことはないと思います。
“子どもに美味しかった!”と言ってもらい、空っぽのお弁当箱を見たいからという理由が大きいからではないかと思います。
ですが、上記でも少し触れているように、お弁当は子どもにとっても、成長するためにとーっても重要なポイントなのです!
それは…お弁当を通して、『達成感や自信、自己肯定が身に付く』からです。
それってどういうこと?詳しくは…
ちょっと長くなりそうですのでまた次回、お伝えさせていただきます!
Category 食育 2015.03.18