さて、昨日は血液型に関する海外事情をお伝えしました。(→「血液型占いは日本だけ!?海外の血液型事情とは?」)
その中で、「世界的にはO型が一番多い」ということをお伝えしたところ・・・
”なぜ、O型が一番多いのか?”という質問をいただきました。
今日は、世界にはなぜO型が多いのか?
その謎を解明したいと思います!
目次
O型の血液型は、紀元前四万年頃のクロマニョン人が現れた時代に生まれたと言われています。
熟練した狩人のクロマニョン人=狩猟民族のエネルギー源は・・・そう、”肉”です。
O型の消化器官の特性は、この頃に形成されたようです。
このクロマニョン人が肉を求めて移動したことでO型の人間が世界中に散らばり、現在のように、一番多い血液型となりました。
ヨーロッパ人の消化器官の特性などを考えると、世界にO型が多いのも納得です。
実は、免疫学的には”O、B、A、AB型の順に免疫力が強い”と言われています。
免疫力が血液型と関係しているなんて驚きですね!
更に、人間や動物に血液型があるように、ABO型の各血液型を持つ病原体が存在しているのだとか!
その病原体は、同じ血液型の人間を好む性質を持ち、血液型を持たない病原体でも特定の血液型を好む病原体があるのだそう。
う~ん、血液型って植物にもあるようですし、どんなものにもあるのですね!
さて、世界的に見るとO型が一番多いのですが、日本ではA型が一番多いですよね?
それはなぜなのでしょう?
諸説あるうちの一つとしては・・・”農耕民族になるにしたがって、O型からA型へ変化したから”と言われています。
A型は旧石器後~新石器時代の中期に、農耕・牧畜という新たな環境により生まれました。
穀物などの農作物を摂ることで、消化器官に耐性ができ、穀物類を消化できるようになったのです。
それによって発展した農耕社会により、A型は大きな勢力を持つようになり、O型からA型への変異が急進したのです。
そのため、農耕民族である日本人には、A型が多いのですね。
いかがでしたか?
血液型が、免疫力だけではなく、狩猟民族と農耕民族の違いにまで関わっているなんて、人間ってなんて不思議な生き物なのでしょうね・・・
人間の歴史、人体の不思議を感じることができた良い機会になりました(*^_^*)
ご質問をいただき、ありがとうございました!