“世界で活躍できる人間力”を6歳までに育てる方法

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Eテレで放送されている、『バリバラ』という番組をご存知ですが?

私は先日、先月(2019年8月)の24TVの裏でやっていたEテレの『バリバラ』の録画をようやく観れました!

テーマは『愛と不自由、』。

障害を持つ方、マイノリティーと呼ばれる方たちの恋愛事情を2.4時間に渡って考えていった回でした。

観ていて、

「あぁ、これこそ人間力、そして世界で活躍できる人が持つ力だよなぁ」

と感じたことがありましたので、今日は人間力の育て方と題してご紹介します。

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”あなたの為”が苦しくなってしまう時がある。

今回のバリバラの中では様々な愛が紹介されていましたが、その中でも「親の愛」というものはやはり誰にとっても永遠のテーマ(?)であるようでした。

「ありがたいけれど、苦しいところもある」。

親は自分を愛してくれて、自分のために言ってくれる、やってくれるのは分かっているけれど、それが負担になることも、やはりあるのです。

そんなVTRが流れた後、印象的だったコメントがあります。

それは、司会の山本シュウさんが、

「オレも含めだけど、50代やそこらへんの年代の人って、時代の風潮的にもやけど、子どものためにあれもこれもやりすぎて、自ら考えられない人に育ててしまっているねんな。

でも今は自ら考えられる人に育てなあかんから、そのあたり、オレらが考えていかなあかんわ。」

とおっしゃっていたことです。

実は今の20代、30代の親もその考えをもちろん受け継いでしまい、”あれもこれも!”とやりすぎてしまっています。

・英語教育しかり

・幼稚園、小学校受験しかり

・習い事しかり

自分が育ってきた環境と同じように、子どもが失敗しないようにあれもこれも、先回りしてしまうのです。

けれど、それにより本来の可能性を伸ばしてあげられるどころか・・・潰されてしまうことの方が多いのです。

私たち親世代もしっかり考えて学ばなくてはいけないなぁと改めて感じさせてくれたコメントでした。

理解は”知ろうとする”ところから始まる。

教育とは

また他にも、番組全体を通して印象的だったのが、

・”こうあるべき”という枠を決めないこと

・知ろうとすることが大切

という言葉。

私はお恥ずかしながらバリバラを観たのは初めてだったのですが、まったく知らないことがたくさんありました。

障害という言葉は知っていても、今、その方たちがどんな現状にいるのか知らなかった。

LGBTという言葉は知っていても、LGBT”Q”というQに当る人がいるのを知らなかった。

知らないことってもちろん理解もできないし、分かり合おうとしても、知らないことは分かり合えないのですよね。

なぜなら、

『知らないこと=恐怖』

となってしまい、拒絶する、排除する方向に向かいやすくなってしまうからです。

歴史を見ても、自分が知らない、自分の世界になかったものに出会った時に人は恐怖し、化け物!と呼んだり蔑んだりしています。

これって現代でも同じですよね。

あまり知らない人には近づき難いけれど、一度詳しく知ると一気に距離が縮まること、ありませんか?

自分の中にないものを知ろうとする前に、

”自分は正しい!自分の中にないものは異物だ!”

と決め付けてしまうと、排除しようとしてしまう。

どんなに英語を話せても、勉強ができても、そんな心を持った人が、「人間力がある、世界で活躍できる人」に果たしていえるでしょうか?

「知ろう、学ぼう!」とする意欲はいつまでも持ち続けていないと、どんどん自分の世界だけに閉じこもって、違いを拒絶し、排除するだけ、の人になってしまいます。

そして知ろう!学ぼう!という意欲を持てるようになるには、6歳までにその”心”をしっかり築いていくことが必要なのです。

『無知の知』とはよくいったものです。

「自分は英語が話せないから、英語さえできれば良いと思う。」

なぜ0~6歳?

上記の言葉は、ある企業の役員の方から言われた言葉です。

”自分が英語が話せないからこそ、子どもには英語を楽に話せるようになってもらいたい!”

と思う気持ちも、もちろん分かります。

英語にコンプレックスがあるからこそ、自分の苦労を子どもに味あわせたくないのですよね。

実際に私が出会った保護者の方からも、

「うちは英語が話せるようになれば、それでいいので」

と言われたこともあります。

けれど・・・

貴方は本当に、英語さえできれば良いと思いますか?

・英語ができれば、人に優しくなくても良いですか?

・英語ができれば、自分の気持ちをなんでも押し通す、自己中心的な人になっても良いですか?

・英語ができれば、人を傷つける、乱暴な人になっても良いですか?

・英語ができれば、自分の知らない世界を平気で否定し蔑む、そんな人になっても良いですか?

・・・そんなことありませんよね。

繰り返しますが、英語より大切なのは”人間力”です。

何気なく使っている「英語さえできれば・・・」という言葉には、その人間力を放棄し、”優先度の1位が英語である”ということを意味しています。

けれど、英語が優先度第1位に輝くことなんてありえません。

英語が優先度第1位なら、子どもに何が起きても”英語のでき”にのみ集中するはず。

しかし、実際は園などで子どもにトラブルが起きると、心配したり、園に話をしにきたりしますよね。

つまり、誰しも本当は英語さえできれば良いとは思っていないのです。

にもかかわらず、”英語さえできれば・・・”と思うのは、貴方にコンプレックスがあるからです。

そしてそのコンプレックスが、本来育つはずであった子どもの人間力を潰してしまうことに繋がっているかもしれないのです。

人間力の土台は6歳までにつくられる。~家庭でできる、知ろう、理解しよう!とする心を育てる方法。~

真の”グローバル人”とは

”人間力”の土台、”世界で活躍できる”土台・基礎は乳幼児期、つまり6歳までにつくられていきます。

木も家も、根っこや基礎がしっかりしていなくては、すぐに崩れてしまうように、人間も土台がしっかりできていなくては、その後どんなに知識や経験を積んでも、ぐらぐら揺れて安定せず、倒れてしまうものです。

そのようなことにならないためにも、乳幼児期(6歳まで)にはまず、しっかりと”人間力”を育てていくことが大切なのです。

それが世界で活躍できる力を育てていることにも繋がっています。

英語とは、木で例えると後からなる実の1つにしかすぎないのです。

家庭でできる、知ろう、理解しよう!とする心を育てる方法。

6歳までに育てたい人間力、世界で活躍する力とは、

「違いを理解しよう」

とする力です。

自分とは違う人や世界(価値観)に出会った時。

知ろうとすることもなく、すぐに”異物!”として排除してしまっては、多様な文化や価値観に溢れている”世界”での活躍は到底難しいです。

世界での活躍どころか、国内でも活躍することは難しいでしょう。

そもそも自分とまったく同じ人間はこの世に一人もいません。

親子間でも”違う”人間なのです。

だからこそ、遺伝子を受け継いだ子であろうと、血が繋がっていようと、

「相手を知ろうとする、理解しようとする」

ことを怠ってはいけないのです。

そしてそのためには、「違うことを面白い、もっと知りたい!」と思える心、意欲が必要。

そんな心を育てるために、一番手っ取り早いのが、親子で積極的に、

『様々な人や情報に触れる』

こと。

公園などで開催されている外国人の多数集まる○○フェスに参加するもよし、○○料理店にいくのもよし。

そして今回ご紹介したような、TV番組で情報に触れるのもよし。

大切なのは、この世にはたくさんの見方、価値観があり、自分の世界が全てではない、と気付かせること。

そして自分とは違う世界に出会ったときにどうするか、と(排除するのではなく)考えられるようになること。

繰り返しになりますが、知ろうとすることもなく排除してしまうのは、自分の可能性、世界を狭めてしまうことにも繋がります。

ぜひご家庭で情報に触れること、違う価値観に触れること、そしてそこから知ることを楽しんでみてくださいね!

それが人間力を育て、世界で活躍できる力にもなるのですから。

子ども&貴方の可能性は無限大!

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この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。
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