おはようございます。
世界×教育で教育迷子から脱出し、子どもの真の才能を発掘し伸ばす!
あなたと子どものHappy Lifeをプロデュースする、教育迷子のコンサルタント、Masamiです。
お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
私は祖父の初盆が無事に終わり、ほっとしています。
せかいくは夏季休暇を終え、今日から下半期スタートです!
下半期もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、祖父の初盆だった今年のお盆。
初盆を通して実に様々なことを知ったのですが・・・
中でも、
「文化やマナーって親(大人)の都合によって廃れたり変化したりしていくんだ!」
という時代の流れ(!?)を感じたことがとても大きな気付きとなりました。
目次
私はこれまでのお盆といえば、祖父母の家に行ってお線香をあげるだけでした。
幼稚園くらいの時にはお墓へご先祖様をお迎えや送りに行ったこともあるけれど、それも小学校にあがったらやらなくなってしまいました。
毎年ご先祖様をお迎えに行って送りに行って、祭壇を作るのは祖父母の役目。
私達はお線香をあげて一緒にご飯を食べるだけで良かった。
ところが初盆となると、今度は父母が祖父母がやっていたことを全てやる番になりました。
父母は「別に手伝わなくても良いよ」と言ってくれたけれど、私は手伝いたかった。
なぜなら、
「私、初盆のこと(何が必要でどんな準備をしておけば良いかなど)なんにも知らないじゃん!」
と気付いたからです。
”ここできちんと知っておかないと、いざ自分がやるときに何にも出来なくなる”
と思い、主体的に動くことにしたのです。
もう良い大人なのに、自国の文化のことをふんわりとしか知らなかった私。
なんとなくしか知らないこと、もしかしたらあなたにもあるかもしれませんね。
ではなぜ、自国の文化なのになんとなくしか知らないんだろう・・・?
その答えは、初盆だと更に見られる、思い出話の中にありました。
「昔はお盆になると浴衣来て、子どもも子ども提灯を持ってお墓にお迎えに行ったり送っていったりしたねぇ。
今はそんな子もいないよね~寂しいね。」
※私の実家のある地域では、お墓に家紋入りの提灯を持って行き、提灯の中に火をつけたろうそくをいれて、火が消えないように送り迎えします。この火がご先祖様なのです。子ども提灯とは子ども用の小さい提灯にも火をつけて、子どもにもご先祖様を送り迎えしてしてもらい、ご先祖様をみんなで送り迎えすることです。
この会話を聞いたとき私は、
(でも子どもが浴衣来たいって言ったら、”めんどくさいし暑いから洋服のままで良いよ!”とか、子ども提灯持ちたいって言ったら、”火がついているんだから危ないよ!”と言うよね。)
と思い、ハッと気付きました。
『そうか!親(大人)の都合なんだ!』
と。
大人はやれ、今の若者は~、最近は~というけれど、親が
・面倒くさい
・こっちの手間が増える
というものは極力子どもにさせたくないし、させてこなかった。
そうすると、伝統を引き継ぐことがなくなっていく(伝統って往々にしてちょっと面倒くさいところがあるから)ため、気付いたときには「ふんわりとしか分からない」という状況が出来上がり、文化や常識が少しずつ変化したり廃れたりしてしまうのですね。
そして大人たちは、自分が面倒くさいから子どもに伝えなかったりやらせなかったりしたために起きた事を、そうとは気付かず最近の若者や時代のせいにする・・・というわけです。笑
※もちろん、核家族や地方に実家があるということもあります。
私は文化やマナーが変化していくことに反対しているわけではありません。
時代によって変化していくことは当たり前なことだとも思います。
ただ、(前置きが長くなってしまいましたが)一番お伝えしたいことは、
『自分の都合で子どもを動かそうとしていませんか?』
ということと、変化は親(大人)によって起こるということ。
子どもは年齢が小さければ小さいほど、親が世界の全てであり、親から全ての出来事を学んでいます。
親がやらせないことが自然に出来るようになるなることはなかなかないし、子どもには子どものリズムやペースがあるので、親の都合で動かそうとすると双方にストレスがかかります。
親がどんな事を伝えるのか、どんな関わり方をするのかで子どもの成長は大きく変っていきます。
・面倒だから
・こっちの手間が増えるから
という気持ちも分かりますが、親視点ばかりではなく、”子ども視点”を持つことも心がけてみてください。
子ども視点を持てるようになるとより子ども理解が進みますので良い親子関係を築くことが出来たり、子どもの才能にも気付くことが出来るようになりますよ!
子ども&あなたの可能性は無限大!
※子どもに何を伝えるべき?子ども視点はどうやって持つ?そのポイントは?
Category マナー . 世界の文化 . 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2018.08.20