おはようございます。
世界を舞台にココロが震える本物体験を提供し、『子どもの真の才能を発掘する』、才能発掘ハンターMasamiです。
先日、子どもの才能を発揮する場所に関してのコラムを書きました。
その中で、『子どもを歪ませる間取り』という本をちらっとご紹介しました。
過去記事→「子どもの才能を発揮できる環境とは。~キッズスペースの重要性~」
”子どもを歪ませる間取り”とはどんな間取りなのか!?
そこから考える、家族のあり方、過ごし方とは・・・
目次
これは、建築家の横山彰人氏が書いた著書。
建築家だからこそ感じる”家の雰囲気”、建築家だからこそ分かる”家族の過ごし方、将来の姿”があるようで、その思いを随所に感じることができました。
「間取りが子どもを歪ませるなんてそんなばかな!?」
と思うかもしれませんが、あながち間違いでもないなぁというのが読了した感想です。
例えば・・・
・家族の気配を感じない機密性の高いもの
・玄関と自分の部屋をどの部屋も通らず、まっすぐ行き来できるもの
・子ども部屋を良かれと思って充実させすぎたもの
これらは、”子どもを孤立させやすい”と横山氏は言います。
すなわち、『引きこもりしやすい部屋』ということです。
著書の中では、その引きこもりしやすい部屋で、監禁事件などの様々な事件が起こり、家族の気配を感じない機密性が高い家(足音が響かない、壁が厚い、子ども部屋が離れているなど)だったからこそ、”一緒に住んでいても何が行われているかわからない”という状態になってしまったとのこと。
確かに、一理あります。
確かに、間取りによって『子どもが引きこもりやすい部屋』というものが出来上がってしまい、それにより、子どもを孤立させてしまう状態ができてしまうのも問題です。
しかし、問題は間取りだけではなく、『家族間のコミュニケーションがきちんと取れているか』が最大のポイントなのです。
仕事が忙しいなどの理由で子どもと十分なコミュニケーションをとらないと、子どもは自分は必要のない人間なのではないかと自尊感情が低くなりがちです。
そこに、広くて充実した子ども部屋を与えると・・・
当然、子どもは家族とのコミュニケーションが苦痛になってしまうので、部屋にこもりがちになってしまいます。
コミュニケーション不足を助長してしまうのですね。
「子ども部屋を充実させておけば、勉学もはかどるし良いだろう」
と思うのは、実は親のエゴなのかもしれません。
特に幼少期の子どもは、”孤立した居場所”ではなく、”家族とコミュニケーションをとれる居場所”を求めているのです。
実は、家族間のコミュニケーションがしっかりとれていれば、どんな間取りも怖くはありません。
もちろん、間取りがもたらす影響はありますが、まずは何よりも家族間のコミュニケーションをしっかりとる事が最優先。
それを踏まえて、家を建築したり、間取りを考えたりしてください。
コミュニケーション次第で、”子ども歪ませる間取り”が”子どもの才能を発揮する間取り”に変化するのですから。
子ども&あなたの可能性は無限大!
※「子どもとコミュニケーションをもっと上手にとりたい!」「居心地の良い居場所をつくりたい!」
そんな方はぜひお気軽にご相談ください。→子どもの”真の”才能発掘コンサルティング
Category キッズスペースプランニング . 専門家コラム . 絵本・書籍紹介 . 親と子のコミュニケーション 2018.01.23