おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳とココロ脳”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
あなたは「ダメ!」「NO!」と言われたときに、どんな反応をしますか?
実は日本人は、「NO!」ということがとっても苦手。
グローバルに活躍する世界基準の価値観を身に付けるコツの1つは、この「NO!」に慣れることなのです!
目次
想像してみてください。
”公園で遊んでいるあなたの子どもが、友だちと砂場のおもちゃをめぐって揉めています。
友だちは、あなたの子のおもちゃを貸してもらいたがっていますが、あなたの子は「ダメ!」と言っています。
さてこんな時、あなたは子どもになんと言いますか?”
・・・
・・・
・・・
さて、あなたは自分の子になんと言いましたか?
おそらく、ほとんどの方が、
「ダメなんていじわる言わないの!いいじゃない、貸してあげなさい。ごめんね~、はいどうぞ。」
と相手(友だち)におもちゃを渡すのではないでしょうか?
よかれと思うこの言動(行動)こそが、「NO!」と言わせない日本人、”NO!”に慣れない日本人をつくりあげてしまうのです。
なぜ、おもちゃを貸す、貸さないの場面での選択肢は「YES(いいよ/どうぞ)」の1つしか言わせないのでしょうか?
「ダメ!」と言うのは本当にいじわるなことなのでしょうか?
揉め事になりたくない?
ケンカを通して子どもは成長していくと分かっているはずなのに?
う~ん、矛盾だらけですね(笑)
はっきりお伝えすると、”選択肢が1つしかない”のは世界的に見てもおかしなことです。
例えば、上記のおもちゃの貸し借りの場面で言えば、もちろん”貸さない”という選択肢だってあっていいのです。
今、貸せない理由がその子にはあるのに、親が無理やり貸す方向の選択肢しか与えないと、子どもはフラストレーションがたまります。(結果、ますますおもちゃに固執したり、親子関係や自己肯定感へも影響を及ぼす。)
その時は貸せなくても、時間がたてば貸せる。自分が満足すれば貸すことが出来る。
子どもってそれが自然に出来るのです。
相手が「貸して」というタイミングで貸せる子が良い子で、貸せない子がいじわるなわけでは決してありません。
ただ、「貸して」「いいよ」という1択のみの受け答えだと、それがパターン化してしまい、”「NO」を言うのはいけないことだ”という意識が刷り込まれてしまいます。
すると、社会に出ても、”自分の意見を言えない・自分の意見を否定されるのが怖い”というような、”長い物には巻かれよ精神”が強くなってしまったり、NOと言われたときに、自分を丸ごと否定されたように感じてしまったりします。
これから来るグローバルの時代には、それでは到底、自分らしく活躍することは難しいでしょう。
人間はみな一人ひとりの姿形が違うように、それぞれ様々な考え方や意見、価値観を持っています。
世界規模となれば、今まで出会ったことのない衝撃的な価値観を持った人と仕事をしたり、生きていったりすることが当たり前になります。
そのためには、狭い選択肢ではなく、視野を広げて多様な選択肢をもつことが必要。
「NO!」と言われたときに、「え・・・」と戸惑う日本人ではなく、「OK!じゃあこういうのはどう?」などと、一緒に解決策を模索できるくらい、多様な価値観と柔軟な思考を持つ日本人を目指しましょう!
まずは手始めに、おもちゃを貸し借りする場面では、「ダメ!」という子どもの気持ちを「そうだよね、まだ○○しているもんね」などと受け入れ、”どうしたら貸せるか?/貸してもらえるか?”を話し合える方向へ持っていってみませんか?
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 世界の文化 . 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2017.04.28