おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳とココロ脳”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
あなたは子どもの頃、砂遊びをしましたか?
私は子どもの頃はもちろん、幼稚園で働いていた時にも子どもと本気になって遊んでいました(笑)
砂遊びは子どもにとって重要な3つのスキルを育ててくれる大切な遊びの1つ!
その砂遊びが絶滅危機に・・・!?
砂には、当然ですが決まった形はありません。
山を作るのか、お団子を作るのか、ケーキを作るのか、お城を作るのか・・・
何もないところから、自分でイマジネーションを駆使して遊びを展開させていく必要があります。
砂遊びは、正解や見本のない遊び。
だからこそ、それをたくさん経験していくと、グローバル社会の中でも活かすことのできる、無限の想像力や誰にも負けないアイディア力が養われるのです。
砂遊びはサイエンスでもあります。
おだんご1つ作るのにも、子どもたちは自然と実験・考察・研究ということを繰り返し行っています。
過去記事:「たかがおだんご、されどおだんご~おだんご作りが子どもに与える4つの成長~」
(砂)山を作り、トンネルを通し、山のそばに川やダムをつくるのにも、
・どうやったら山を崩さずにトンネルを通すことができるのか?
・うまく川(水)が流れるようにするには?
などということを考えながら、こうでもない、ああでもないと一心に研究しているのです。
目の前にある事柄を、一心に研究するということは、自ら学んでいく姿勢を身に付けることができるということ。
どんな環境に置かれても、そこから学びとることの出来る力を、砂遊びを通して身に付けることが出来るのです。
砂遊びは、何もない状態からつくりだす遊びのため、イマジネーション力が広がり、遊びが継続的に発展していくものです。
そして、自然と友だちと協力することを学ぶのはもちろん、コミュニケーション力も高めることができるものでもあります。
遊びに区切り(見本があるものはその通りに出来上がったら遊びが終わってしまう。)がなく、それぞれのイマジネーションを爆発させながら遊ぶことが出来る・・・
=集中して遊ぶことができるのです。
「砂遊びを始めると、なかなか帰ろうとしない!」
というご相談を受けたことがありますが、それはつまり、それだけ集中力を高める(身に付ける)ことが出来るのが砂遊びだということです。
(園でも2時間以上ずっと砂遊びをしている子は珍しくありません。)
最近ではテレビの影響もあり、”CMを挟むまでの15分しか集中力が持たない”という子も増えてきているそうですが、集中力を高めるのには、持ってこいの遊びなのです。
そんな子どもにとって重要なことを学ばせてくれる砂遊びですが、最近、砂遊びをする子がどんどん減ってきています。
それは、犬やネコの糞尿などにより衛生面への心配、管理の難しさから、公園の砂場が減ってきているからです。
そんな背景があるからか、家でも砂遊びが楽しめるような”お砂セット”もありますが、やはり、体全体を使って砂遊びを楽しめることこそが、これら3つのスキルを育て、子どもたちのグローバル脳とココロ脳を育てるのです。
将来、「砂遊びなんて知らない、昔の遊びだ」なんていう時代がこないよう、また、子どもが大いに成長出来る機会を奪わないためにも、私たち大人がマナーを守り、しっかりした環境をつくっていくことが大切です。
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 発達 . 真のグローバル人の育て方 2017.04.14