皆さんは、自分の子どもを叱ることが出来ていますか?
最近は、「子どもとどのように接していいのかわからない、どのように叱ったらいいのかわからない」という悩みを持つ親御さんも増えてきています。
また、子ども可愛さに、「これくらいいいじゃない!」と思ったり、「怒られるなんてかわいそう」だと思ったりする方もいるようです。
しかし、それでは子どもたちは成長することが出来ません。
目先のことばかりではなく、子どもたちの将来のことを考えてみましょう。
目次
みなさんは、「叱ると怒るが別物」だということはご存知でしたか?
たくさんの子育て情報がある中、もうすでに知っていらっしゃる方も多いかと思いますが、おさらいの意味も込めてもう1度。
例えば、自分がイライラしているときに、子どもがジュースをこぼしてしまった・・・などという時。
「何をやっているの!?」と怒鳴ってしまいがちですが、子どもの行動そのものではなく、自分のもともとの感情が由来していますよね。
このように、自分の感情が爆発してしまうのが『怒る』ということです。
純粋に、子どもが危険なことやいけないことをした時に、「それがなぜいけないことなのか?」を『子どもに諭す』のが叱るということです。
ここには自分の感情は入ってきません。(もちろん、危険なことやいけないことをした時は感情的になることもありますが)
叱るのに怒鳴ることは必要ないとも言えますね。
さて、それでは本題に戻しまして・・・
子どもを叱れない親の中には、目先の可愛さが先に立ってしまうという方もいらっしゃるようです。
「まだ小さいんだから・・・」
「言ってもわからない、難しいから・・・」
などという感情もあるかも知れませんが、子どもはどんなに小さくても、しかるべき時には叱らないといけません。
理由は後からいくらでも理解しますが、やっていいことと悪いことの区別は小さいころからできます。
逆に言えば、「小さい頃はよかったが、大きくなってきたらからもうだめ」という理由では通じないということです。
もうすでに、その子の中にはそのような価値観や規準が出来てしまっているのですから。
そうなると、社会に出て困るのは子どもです。
子どもはいずれは必ず1人で生きていきます。いつまでもいつまでも親の元だけで生きていくわけではありません。
目先のことにばかりとらわれるのではなく、20年後、1人で立派に生きていけるようになる人に成長させるのが親の役目の1つであると言えるのではないでしょうか?
そうはいってもなかなか・・・と思う方、また、すべての親御さんにぜひ読んでいただきたいのが、『小学生のボクは鬼のようなお母さんにナスビを売らされました』という絵本。
題名と絵のタッチに反して、子どもを育てるというのはどういうことか?
目先の子どもではなく、20年後の子どもの姿を考えるとはどのようなことか?
ということを意識できる絵本です。
子育てに役立つこと間違いなしです!ぜひ、書店で見つけたら、手に取ってみて下さいね。