最近、『○○育』という言葉を多く見かけますが、その中で少々戸惑っている方がいます。
それが、『孫育』を実践していらっしゃる方。
最近では共働きの夫婦の方や離婚している方などが、自分の両親に子育てをお願いしているケースが多くなってきているようです。
その中で戸惑ってしまうのが、おじいちゃん・おばあちゃんたち!
いったい何に戸惑っているのかというと・・・
目次
子どもは子育て経験のある親に、「孫の面倒をお願い!」と安心して頼れますよね。
しかし、実は今と昔の子育ての違いに、おじいちゃん・おばあちゃんたちは戸惑っていたのです!
具体的にはどのようなことに戸惑っているのかというと・・・
・抱き癖についての認識の違い
・風呂上がりに白湯を飲ませるか、飲ませないか
・孫の年齢が上がる分だけ、自分の体力も衰えていく
・数十年ぶりの子育てで、忘れてしまっている部分がある
・孫とのコミュニケーションの仕方(距離感)が分からない
・周りに相談できる人がいない
などなど・・・
子育てのベテランであるおじいちゃん・おばあちゃんでも、こんなに戸惑うことがあるのですね!
では、お願いする側も、預かる側も、気持ちよく一緒に育てていくためにはどうすればいいのでしょう?
それは・・・お互いの状況をよく理解すること!
そして、おじいちゃん・おばあちゃんはあくまでサポート役だと捉えましょう。(完全に親代わりの場合を除く)
今は抱き癖などを気にせずに、子どもが泣いたら抱きしめてあげることが良いとされていますし、お風呂上がりの白湯にしても、母乳で育てている場合はあげないのが一般的。
子育ては日々研究がなされているため、10年前、20年前には常識とされていたことが、”現在では気にしなくて良い、もしくは望ましくない”とされているものもあります。
これは、今後の10年後、20年後にも言えること。
「昔はこうだった!」「今はこうなの!」と争ってしまうのは実に不毛なことです。
お互いの状況や考え方をよく理解したうえで子どもの面倒をお願いすることが、お互いにとってプラスに繋がります。
もちろん、しつけなどの部分でずっと昔から変わらない部分もありますので、子育てのベテランとして自信をもって、おじいちゃん・おばあちゃんが新米パパ・ママに教えてあげてくださいね!
初めてお孫さんを迎える方に、公益社団法人「日本助産師会」では、2010年に冊子「はじめて孫をむかえる人のためのおまごBOOKミニ」を発行しています。
これまでに約2万部を発行し、全国の自治体の孫育て講座などでテキストとして使われるなど好評を得ているそうです。
初めてお孫さんを迎える方はぜひ、読まれてみてはいかがでしょうか?
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Category 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2016.01.22