みなさんのお近くに、外国人やハーフの方はいらっしゃいますか?
そうでなくとも、「小さい頃は髪の色が明るかった」
なんて方はいらっしゃるでしょうか?
小さい頃は髪の色が明るくても、成長するにつれ、どんどん暗くなっていく…
先日、テレビでウエンツ瑛士さんが、
「僕は小さい頃は金髪だったんですよ~」
とおっしゃっていて、“えー?そんなことあるの??”と思っていましたが、知り合いの外国人も同じことを言っていました。
これは気になる!と思い、調べてみることに。
すると…本当に、髪の色は変化することが分かったのです!
目次
その理由は…『色素』です。
幼少期の子どもの髪は大人に比べて薄く、柔らかい印象がありますよね。
これは、子どもの髪の中にあるタンパク質や色素が少なく、強靭さが備わっていないからです。
子どもの髪は10歳くらいまでは未熟な状態なのです。
つまり、成長するに従って、髪の強靭さが増し、色素が出来上がることによって、色がだんだんと暗くなっていくのですね。
「幼少期は金髪だった」のも頷けます!
では、”子どもの髪を染める”のはどうなのでしょうか?
街中で、幼少期に髪を染めている子を見ると、「え!?」と思ってしまう…なんてことはありませんか?
上述したように、未熟な子どもの髪を染めてしまうのは、美容師でもNGと思っているようです。
染めるのがあまり良くない理由は…
・タンパク質と色素の少なさ。
・キューティクルの未熟さ。
の2つにあります。
キューティクルとは、髪の毛の表面にあり、外部の刺激から髪を守る働きをするものです。
大人の場合、このキューティクルが、ウロコ状に5,6枚重なっているので、健康な髪であれば外部の刺激が髪の内部に浸透しないようになっているそうです。
しかし、子どもの髪の毛は、まだキューティクルの枚数が少なく防御力が低いため、外部からの刺激に十分対応することができないのです。
子どもの髪は大人の髪に比べて、弱く、抵抗力がないのです。
ヘアカラーには、様々な成分が配合されており、抵抗力の強い大人の髪にさえ負担をかけるものです。
髪はもちろん、頭皮も大人よりデリケートな子どもが染めてしまうと…
・頭皮がピリピリと痛む、炎症を起こして赤くなる
・湿疹や、じんましんをおこす
・最悪の場合、呼吸困難をおこしてしまうことも!
また、誤って目に入ってしまうと、瞼が腫れたり、結膜が充血したりするほか、失明の恐れもあるのです。
さらに、皮膚から身体の内部に毒性の強い成分が侵入してしまい、発ガンの原因になってしまったり、
今までは無かったアレルギーを発症してしまったりすることもあるのだとか!
恐ろしいですね…
いかがでしたか?
今回は、幼少期から大人にかけて、髪の色が変化していく話から、子どものヘアカラーについて考えてきました。
“毛先だけなら、一部だけならいいだろう”
と考えるのも、カラーがもたらす子どもの影響を考えると、恐い気がしますよね。
幼少期は健康な大人になるための大切な時期。
ぜひ、健康な体・髪を作れるように配慮してあげてくださいね(*´∀`)