さて、昨日は子どもの事故が起こる場所1位は、以外にも「川」だということをお伝えしました。
しかし、事故が多いのは川でも、水があるところではどんな場所でも油断はできません。
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海や川、プールで子どもから目を離さないのはもちろんですが、家庭のお風呂場でも子どもが溺死する事件が起きています。
そこからわかるように、人間は口と鼻がふさがるだけの深さの水(極端に言えば10cmでも)で溺れてしまうのです。
浅いから大丈夫だろうと思っても、急に足を取られたり、深い場所行ってしまったりと、何が起こるのかが分からないのが人間です。
水に関わるときには、いつも以上に注意を払うようにしましょう。
さて、では実際に事故が起きてしまった時にはどのようにすればよいのでしょうか?
”大切なわが子が事故にあってしまった!助けなきゃ!”
と、飛び込むのが一番よい方法なのかというと・・・
それは、とても危険なことなのです!
水難事故の中でも、意外に多いのが助けようとして溺れてしまったというもの。
焦る気持ちもわかりますが、二次災害を防ぐためにも、むやみに飛び込むのは絶対にやめましょう。
ライフセーバーの方でも、”救助用の浮き輪がなければ絶対に救助にはいかない”とも言われています。
それはつまり、何も知識がないまま飛び込んでも、助かる可能性は薄いとプロも知っているということでもあります。
では、どうすればよいのかというと・・・
「何かつかめるものを投げる」ことです。
人間、溺れた時には助かろうと、必死に何かにつかまろうとしますよね。
二次災害が起こる原因も、溺れている人につかまれて、そのまま一緒に溺れてしまったということが多いのです。
何か、つかめるものがあれば、事故にあった方も、救助者も、助かる可能性が一番高いのです。
では、何を持っていくのがいいかというと・・・『ロープ』
ロープはどの年齢でも比較的つかみやすく、持っていくのにもそれほど労力はいりませんし、あれば何かと使えるものだと思います。
海や川に行くときには、ぜひロープを常備していってくださいね!
これから始まる、楽しい夏休み。
海や川・プールなどで遊ぶ経験も、子どもたちをうんと成長させてくれる大切なもの。
楽しみながらも、注意を怠らず、家族で思い出をたくさん作ってくださいね(*^_^*)
この夏は、水着に、浮き輪に、ロープで決まり!
Category 専門家コラム 2015.07.18