子どもの視力とテレビの関係とは?気になる子どもの目の発達!Vol.2

Spread the love

yjimageC76WLFIS

さて、今日は昨日の続きで、乳幼児の目の発達についてです。

子どもの視力の推移は前回お伝えしました。(→「子どもの視力ってどのくらい?気になる子どもの目の発達!Vol.1」)

今日は気になる子どものしぐさや視力とテレビの関係をお伝えします。

Sponsored Link

テレビを見ると視力が悪くなる?

よく、「テレビを見ると目が悪くなる」といわれますよね。

どんなに注意しても、テレビの近くに行ってしまう子どもたち。目が悪くなるのではないかと心配になりますが、それは本当でしょうか?

眼科医の方によると・・・

『乳幼児は視力が未発達のため、興味のあるものに近づいて見ようとするのは、自然な反応』

だそうです。

乳幼児が近づいてテレビを見てしまうのは自然なことで、重要なポイントは、

「テレビに近づきすぎて視力が悪くならないか」

ではなく

“視力が悪いから”テレビに近づいているのではないか

ということだそうです。

一般的には、画面の高さの3倍くらい離れて見るのが良いと言われていますが、視力が未発達な乳幼児のうちは、それより近くで見ることも多いのだとか。

と、いうことは視力が発達するにつれて、自然とテレビとの距離をとるようになるということですね。

テレビを見る時に注意をするポイントとしては・・・

そうはいっても、視力低下は心配なもの。

乳幼児の視力低下を防ぐには、テレビ画面との距離よりも視聴時間に気をつけましょう!

視聴時間のポイントは・・・

『30~45分くらい見たら、適度に休憩をはさむべし!』です。

気を付けたい!弱視につながる遠視や乱視、斜視。

目が悪い=近視と結びつきがちですが、実は乳幼児期に気を付けたいのは”遠視”や”乱視”、”斜視”。これらが”弱視”に繋がってしまうからです。

弱視とは、物を正しく見ることができず、視力の発達が止まってしまった状態のこと。

遠視や乱視、また、斜視があると、目からの刺激を脳が正しく理解することが難しくなってしまいます。そのために、発達がとまってしまうのですね。

気になる子どものしぐさとは?

弱視を防ぐためにもなるべく早く、子どもの目の状態を知っておきたいですよね。

どんなしぐさが見られたら、気を付けるべきなのでしょうか?

・目を細めたり、横目で見ようとする。
・異常に近づいて見る。
・まぶしそうにする。光を嫌う。
・明るいところで片目をつぶる。
・目をよくこする。目をパチパチさせる。
・目が左右に揺れ動く。
・視線が内や外、上や下にずれることがある。
・涙が常に流れる。長い間目やにがでている。
・顔を上げて物を見る。頭を傾けて物を見る。
・あきっぽく、おちつきがない。

などのしぐさが見られたら、医療機関を受診すると良いと思います。

まとめ

いかがでしたか?

最近では大人のほとんどが視力矯正をしているという事実もあります。

乳幼児の頃が大切だと言われてる「視覚発達期」に正しい目の発達を養えるようにしましょうね(*^_^*)

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム . 発達 2015.07.14

Translate »