日本には様々なキャラクターがいますよね。大人でも夢中になるキャラクターは、もちろん子どもも大好き!
でも、そのキャラクター、本当に乳幼児期に必要ですか?
日本では先に述べたように様々なキャラクターがいます。と、いうことはそれらが出てくるたくさんのテレビ番組があるということですが、そもそも海外では日本のゴールデンタイムでやっているようなものは子ども向けであっても、話の内容からR指定になったり、放送自粛になっていたりする国が多いです。
けれど日本では親がそれらを規制することは少なく、さらにはそれらのキャラクターで作られた玩具などを買い与えるという姿がよく見られますよね。
けれど、それでいいのでしょうか?
私は現場で、新しいキャラクターが出てくる度に、新しいコップやお箸セットなどを持ってくる子どもたちを見ています。
それを見ると、なんとも言いがたい気持ちになります。
ヨーロッパなどの国では、絵本や遊具は子どもが「ほしい」と言ったものをそのまま与えるのではなく、親が子どもにいいと思うものを吟味して与えるのが常識です。
なぜなら、世の中には色々なものが溢れていても、必ずしも子どもが自分のためになるものを選ぶとは限らないからです。
それに対して、親は子どもを導く存在であり、良いものとそうでないものを選べる目を持っています。
そうはいっても、「あんまり好ましくはないんだけど、周りもみんな見せてるし、子どもも欲しがるし、あたえちゃっていいかな」「みんなが見てるのにうちの子だけ見せないのはかわいそう。仲間はずれにされちゃうかも」と思う方も多いのではと思います。
まず、お伝えしたいのはテレビ番組やゲームを知らないからという理由だけで、子ども同士が仲間はずれにするということはまずありませんので安心していただきたいと思います。
それよりも、現場を経験して心配なことはキャラクターの影響で『遊べる子』に育たないことです。遊ぶ力が弱いといってもいいでしょう。
それはどういうことなのか?
それはまた次回、詳しくお伝え致します。
Category 専門家コラム 2015.05.22