みなさんは、紫外線が一番多い時期をご存じですか?
そう、3月、4月頃~10月頃までが一番多いと言われています。
昔は子どもが日焼けをして小麦色の肌になることはとても健康的だと思われていました。
しかし、少しずつ紫外線量が増えている今、子どもの日焼け対策を何もしないのは、ちょっと考えものかもしれません。
『紫外線は18歳になるまでに生涯の半分を浴びている』
というWHOの見解もあるように、私たちが浴びる紫外線量は子どもの頃が一番多いのです。
特に、肌がまだ薄くて柔らかい乳幼児は影響を受けやすくなります。また、背が低いために、地面の照り返しの影響を受けてしまうことも要因の1つにあるでしょう。
あまりに紫外線を浴びすぎると、皮膚がんのリスクが高まります。上手に対策をしながら、紫外線と付き合って行きたいですね。
では、具体的にどんな対策をすれば良いのでしょう?
1.外に出るときは帽子を被る(熱中症予防にも効果的です。)
2.日焼け止めクリームを塗る(SPF20~30くらいで充分です。)
3.長時間、外に出るときは日焼け止めを約2時間おきに塗り直す(大人も同じようにすると効果的です。)
4.なるべく日陰で遊ぶなどの調整をする(日焼けに対して説明してあげると、子どもも理解すます。)
この4つを心掛けて過ごすと良いと思います。
ただし、気を付けて欲しいのが『紫外線が気になるから外遊びを避ける』というもの。
子どもの成長にとっては外遊びはとても重要です。
日光を浴びることで作られるビタミンDの形成や、戸外での遊びから得られる様々な動きによって、骨や筋肉が丈夫になります。
また、以前のコラムにも書きましたが太陽を浴びることにはたくさんのメリットもあります。(新陳代謝が活発になり、美肌になるという大人にも嬉しいメリットも!)
“外に出ちゃいけない!”ではなく、紫外線と上手に付き合いながら、子どもの経験を豊かにし、心と体を健康にしていきたいですね。