先日、“所さんのニッポンの出番”という番組で、興味深いテーマをやっていました。
それは、『日本人はなぜ行列に、きちんと順序を守って並ぶことが出来るのか?』ということでした。
う~ん、確かに!
日本人である私は考えたこともなかったことですが、言われてみると不思議です。
海外では“並ぶ”という概念があまりないように感じます。
それは、私の職場でも同じでした。
外国人の先生は、子どもに“背の順に並ぶ、整列する”ということを教えることはあまりありません。
(なので、園外に出るときはみんながばらけてしまい、こっちとしてはヒヤヒヤです。)
私は自分が幼稚園児だった時代も、幼稚園で勤務していた時も、当然のように“背の順に並ぶ、整列する”ということは行っていましたので、なんで教えないのだろう??と不思議に思っていました。
(私は絶対に並べた方がスムーズに動ける、安全に移動できると信じています!)
でも、これも日本の文化の一つだったのですね。
番組でやっていた理由としては、つぎの2点でした。
①子どもの時から“前へならえ!”のように、整列することを身に付けさせている。
→だからキレイに並べる。
②徳川家康の時代に、戦での抜け駆け禁止例が出たことで、社会全般に抜け駆けするのが良くないという風習が出来たから。
→だから順番を守ることが出来る。
私たちが当たり前に行っている行動の原点をさかのぼると、こんなに昔から受け継がれているのですね…感慨深いです。
私たちのマナーや行動は、まさに“生きる歴史”なのだなと感じました。
海外に出ると、“日本ってどんな国?”“なぜ、日本ではこうするの?”などと、尋ねられる機会がたくさんあると思います。
日本人として堂々と自国を紹介できるように、太古から脈々と受け継がれている歴史をとめることなく、自国の文化を改めて学ぶ重要さ、守っていく大切さを実感させられた番組でした。
まさに、“世界をみるなら、まず日本を見直せ!”ですね(*´∀`)
Category マナー 2015.03.13