日本人が順序を守って並べる大きな2つの理由とは?

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先日、“所さんのニッポンの出番”という番組で、興味深いテーマをやっていました。

それは、『日本人はなぜ行列に、きちんと順序を守って並ぶことが出来るのか?』ということでした。

う~ん、確かに!
日本人である私は考えたこともなかったことですが、言われてみると不思議です。

海外では“並ぶ”という概念があまりないように感じます。

それは、私の職場でも同じでした。

外国人の先生は、子どもに“背の順に並ぶ、整列する”ということを教えることはあまりありません。

(なので、園外に出るときはみんながばらけてしまい、こっちとしてはヒヤヒヤです。)

私は自分が幼稚園児だった時代も、幼稚園で勤務していた時も、当然のように“背の順に並ぶ、整列する”ということは行っていましたので、なんで教えないのだろう??と不思議に思っていました。

(私は絶対に並べた方がスムーズに動ける、安全に移動できると信じています!)

でも、これも日本の文化の一つだったのですね。

番組でやっていた理由としては、つぎの2点でした。

①子どもの時から“前へならえ!”のように、整列することを身に付けさせている。

→だからキレイに並べる。

②徳川家康の時代に、戦での抜け駆け禁止例が出たことで、社会全般に抜け駆けするのが良くないという風習が出来たから。

→だから順番を守ることが出来る。

私たちが当たり前に行っている行動の原点をさかのぼると、こんなに昔から受け継がれているのですね…感慨深いです。

私たちのマナーや行動は、まさに“生きる歴史”なのだなと感じました。

海外に出ると、“日本ってどんな国?”“なぜ、日本ではこうするの?”などと、尋ねられる機会がたくさんあると思います。

日本人として堂々と自国を紹介できるように、太古から脈々と受け継がれている歴史をとめることなく、自国の文化を改めて学ぶ重要さ、守っていく大切さを実感させられた番組でした。

まさに、“世界をみるなら、まず日本を見直せ!”ですね(*´∀`)

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category マナー 2015.03.13

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