おはようございます。
世界×教育で教育迷子から脱出し、子どもの真の才能を発掘し伸ばす!
あなたと子どものHappy Lifeをプロデュースする、教育迷子のコンサルタント、Masamiです。
あなたは子どもと過ごしている時、
・正直面倒くさい・・・
・手間をかけさせないで!
・あ~、イライラする!
と感じたことはありますか?
私は幼稚園の先生とインターナショナルスクールの先生として過ごした12年以上の歳月の中でそんなことを思ったことがあるのかというと・・・
正直、あります!
先生だって、親だって、人間なんです。
常に笑顔で明るく優しく・・・
な~んてできっこありません。
イライラすることも、もーやだ!と思うこともあったっていい。
ただ!
そのイライラやもーやだ、なんでこうなの!?
と思う回数は少しでも少ない方が、子どもにとってもあなたの精神衛生上も良いですよね。
そこで今日は、私が幼児教育者として過ごす中で発見した、子育てのイライラが少なくなる方法をお伝えいたします!
これで今日からイライラ鬼の登場回数を減らしちゃいましょう♪
目次
「なんでこの子はこんなに出来ないのでしょう・・・」
「いつもやらなくて良いことまでやるので困っているんです!」
「なるべくイライラしないようにしているんですけど、上手くいかなくて・・・」
などなど、あなたもこんなお悩みはありませんか?
例えば、ご飯を食べる時。
Aちゃん(3歳):「ママ、お手伝いしてあげる!これ、持っていってあげるね!」
ママ:「こぼしちゃうから、大丈夫よ!」
Aちゃん:「こぼさないよ!持っていけるから大丈夫!」
ママ:「本当に大丈夫?こぼさないでよ・・・ほら!危ない!」
Aちゃん:ビクッ!ガチャーン!
ママ:「ほら、やっぱり!だから言ったじゃない!もう!」
Aちゃん:「・・・わ~ん(泣)」
個別相談にて「うちの子、やらなくて良いっていうことばかりやるんです!もう、困っちゃう!」
これ、実際の体験談です。
このような場面、どこにでもありそうですよね。
ではなぜ、こんなことになってしまったでしょうか。
Aちゃんとママの心の中をのぞいてみましょう。
Aちゃん:「ママ、お手伝いしてあげる!これ、持っていってあげるね!(ママを助けてあげたい!)」
ママ:「こぼしちゃうから、大丈夫よ!(絶対こぼすからやらせたくない!面倒なことになる!)」
Aちゃん:「こぼさないよ!持っていけるから大丈夫!(私、もう出来るよ!信じてママ!)」
ママ:「本当に大丈夫?こぼさないでよ・・・ほら!危ない!(やっぱりこぼす~!)」
Aちゃん:ビクッ!ガチャーン!(ママの大きな声に驚いて落としてしまう)
ママ:「ほら、やっぱり!だから言ったじゃない!もう!(また面倒増やして~!あー、イライラする!)」
Aちゃん:「・・・わ~ん(泣)(せっかく出来そうだったのに・・・)」
いかがでしたか?
このママはどこが問題だったのか分かったでしょうか。
・・・そう、このママはAちゃんのことを最初から信じていなかったことが原因で、自分でイライラを作り出してしまったのです。
もし、Aちゃんのことを信じて見守っていたら、Aちゃんはこぼすことなくお手伝いが出来、自信になったことでしょう。
もし、”例えこぼしたとしてもたいしたことではない、自分で片付けさせる良い機会だ”と思えていたなら、Aちゃんがこぼしたとしても、イライラすることはなかったでしょう。
この事例だけではなく、実は子育てのイライラは自分で作りだしてしまう、または倍増させてしまっているということがほとんどなのです。
なぜ、子育てにはこんなにイライラすることが出てくるのか。
それは、子どもが自分の思い通りにならないからです。
イライラは自分の思う通りに子どもが動いてくれない時、もしくは自分の考えとは違う行動をされた時に出てきます。
つまり、自分の都合で子どもを動かそうとするからイライラするのです。
私も幼稚園の先生としてデビューした一年目は、子ども達を自分に合わせようと必死でした。
園生活ではどうしても決まっている時間がある(昼食や行事など)ため、それに合わせないといけません。
しかも、クラス全員を合わせなくてはいけない・・・
「なんでこうなるの!」
とイライラしたり、怒ってしまったりしていました。
けれど、ある時ふと気づいたのです。
「子ども達には一人ひとりペースがある。
子ども達のペースに私が合わせれば良いのでは?」
と。
一例を出すと、
”今のこの子たちだったら片付けには20分くらいかかるから、集合時間から片付けの時間、トイレに行く時間を逆算して、この時間に片付けの声掛けをすれば良い。
もし早く終わったら絵本を一冊読めば良い。
もし何かがあっても、この時間に声掛けをすれば間に合うな。”
というように、子ども達のペースを把握して、私が合わせるようにしたのです。
すると・・・
あんなにイライラしていたのが嘘のように、イライラが少なくなりました。
そして、「私はあくまで子ども達の成長のサポート役。子ども達に任せよう」と思うことが出来るようになっていったのです。
(幼児教育ってコーチングでもあるのです。)
大人同士でもイライラすることはありますが、大人同士であれば、”この人を思い通りに動かそう!”なんてあまり考えませんよね。
けれどこと子どもに関しては、なぜか大人の都合どおりに動かそうとしてしまう。
子どもはあなたとは違う一人の人間であることにいち早く気づき、子どものペースを尊重してあげることが、自分でイライラを作り出さなくなる一つの方法なのです。
それから、自分でイライラを作り出さないために、もう1つ有効な方法があります。
それが、
「ちょっとの手間を惜しまない」
ということ。
例えばお出かけをする場面。
あなたは10時30半には家を出て、11時の電車に乗りたいと思っています。
けれど子どもはなかなか支度が進みません。
あなたは子どもに
「何やってるの!早くして!」
とせかしながらイライラしています。
子どもは自分で支度がしたくて一生懸命頑張っていますが、このままでは間に合いそうにありません。
「もう、ママがやるから貸して!」
とやってあげたら・・・子どもは大泣き。
なんとか電車には間に合ったものの、なだめるのに苦労をし、余計に大変な思いをすることになってしまいました。
このような場面もよくありそうですよね。
この方は”ちょっとの手間”を惜しんでしまったためにこんなことになってしまいました。
その手間とは・・・「子どもに説明する」ことです。
子どもはどんなに小さくてもこちらの話はよく分かっています。
時計を読めなくても、時計を見せながらこの時間に家を出ること、家を出たらこの電車に乗ってどこそこへ行くこと、そして何をしにいくのかを説明することで、その後の子どもの行動は大分違います。(これは先生時代に立証済みです。ちょっとの手間は他にもあります。)
私もこの”ちょっとの手間”を惜しんだばかりに、後々より面倒なことになってしまったことが多々あります。
そして、ちょっとの手間を惜しんだばかりにイライラしっぱなしだったことも・・・
ちょっとの手間は惜しまず行う方が、子どものためにも自分のイライラをなくすためにも役立ちますよ!
子育ての中でイライラすることは確かにあります。
イライラしている自分を否定したり、ダメな親だ・・・と思うことはありません。
けれど、イライラしていると自分も嫌な気分にもなりますし、子どもにとっても良い影響は与えないため、なるべくだったらイライラせず、笑顔で過ごしたいですよね。
ぜひ、この2つの方法を駆使して必要以上のイライラから卒業してみてください。
卒業すると、子どもの才能に気づいたり、もっともっと子どもとの信頼関係が深まること間違いなしですよ!
子ども&あなたの可能性は無限大!
※「0-6歳の習い事、受験、インターナショナルスクール入学、どうしよう?」「子どもの教育、どれがいいのか分からない」。「イライラをどうにかしたい!」など、子どもの教育で迷子になってしまったら。
Category ”真の”才能を発掘する方法 . 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 . 親と子のコミュニケーション 2018.08.31