おはようございます。
今、世界情勢が不安定ですね。
ニースやトルコでのテロやクーデターがあり、「夏休みに海外へ行く」という楽しみ自体が脅かされています。
先日は私の友人も、トルコでのクーデターの影響を受け、楽しみにしていた旅行へ行けなくなってしまいました。
そんな世界情勢から子どもたちを守るためにはどのようにしたら良いのでしょう?
目次
まずは、それぞれの違いをおさらい。
テロは、「テロリズム(terrorism)」やドイツ語「テロル(Terror)」の略で、政治的主張を達成するために、暗殺・暴行・破壊などの暴力的手段に訴える主義。また、行為や傾向のことを指します。
ゲリラ(guerrilla)は、小部隊で敵の後方や施設内を奇襲して敵を混乱させる攪乱戦法。また、その部隊や戦闘員。遊撃隊のことをいいます。
日本の警察においては、施設などを攻撃する対物テロを「ゲリラ」、個人を標的とする対人テロを「テロ」としているようです。
クーデターは、非合法的な武力行使に訴え政権を奪うことです。
テロで攻撃されるのは、普通は一般市民になってしまいますが、クーデターは政権内部での権力抗争であるため、特別な意味もなく一般市民が攻撃されることは少ないとされています。
これらはいつ発生するのかわからないため、予測するのが難しくなりますが、万が一の時の知識・備えを持っていれば被害を最小限に抑えることが出来ます。
1. 危ない国・場所・時間帯を避ける。
2. 用心を怠らない 目立たない。
3. 周囲の不審者・不審物に注意を払う。
4. 万が一に備える。
→連絡先を登録する、非常口等、退避ルートを確認する、隠れられる場所を確認するなど
1. 爆発音・銃撃音を聞いたら…
→その場に伏せる。頑丈なものの陰に隠れる。
2. 事件現場に居合わせたら…
→周囲を確認し、可能であれば、銃撃音等から離れるよう速やかに、低い姿勢を保ちつつ、安全なところに退避する。
3. 建物等の下敷きになったら…
→体力の温存を心掛ける。有害物質を吸い込まない。パイプなどを叩き居場所を伝える。
4. 事件に遭遇したら…
→大使館・総領事館に連絡する。
いかがでしたか?
「私には関係ない」ではなく、自分から積極的に情報を求めることが、万が一の時に役に立ちます。
また、世界情勢は不安定ではありますが、そこに住む国の人々には何も罪はありません。
「○○人だから」という理由で意味もなく攻撃対象にすることは許されることではありません。
また、その意識を子どもに植え付けるのも同じです。
今、私の友人の外国人の中には、”外国人だから嫌な思いや攻撃をされるのではないか”と不安がっている人がいます。
自分の家族を愛するように、世界の人々を愛せる人に育てていきたいですね。
そのためには、まずは自分の周りにいる人たちを尊重していきましょう!
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム 2016.07.26