おはようございます。
乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先日、2015年の保育施設における事故の件数と、園児が死亡するという痛ましい事故の件数が発表されました。
幼児教育に関わるものとして、見逃せないことですので、ご報告いたします。
目次
昨年度、保育施設で起った事故はなんと399件!
そのうち、死亡事故になってしまったものは14件もありました。
この件数は何年も前から変わっておらず、減る傾向がみられていません。
このうち、認可外保育施設で起ったものが10件と、半数以上が認可外保育施設で起ってしまっています。
また、死亡した乳幼児の年齢はあっというてきに0、1歳が多くなっており、最近のニュースでも取り上げられた、お昼寝中の”うつぶせ寝”が原因となっていることが多いようです。
「子どもを長時間預かってくれ、英語を自然に身に付けられる」
と日本で人気のインターナショナルスクール。
実はここでも、過去、子どもの死亡事故が起きていました。
日本にあるインターナショナルスクールのほとんどは、”認可外保育施設”として運営されているのはご存知ですか?
実際インターナショナルスクールで働いていると、『英語』という部分にばかり目がいってしまって、『保育』という子どもたちにとって一番大事な部分に注目していない方たちが多くいると実感します。
そして恐ろしいのは、運営している側も、保育の面についてはあまり着目していないということです。
実際、事故の起こったインターナショナルスクールでは、保育士が誰もいないなどの勧告を受けていたにも関わらず、改善していなかったのです。
もちろん、すべての施設がそうだというわけではありませんが、このような施設が多いのは確かです。
保育施設を選ぶとき、インターナショナルスクールを検討するとき、ぜひしっかりと保育の面に着目していただきたいと思います。
英語で過ごせるから、長時間預かってくれるからという点だけではなく、『ここに自分の子どもの命を預けて安心かどうか?』という考えを、常に持っていてほしいと思います。
もちろん、子どもの命が保育施設でなくなってしまうなんていうことのないよう、私たち教育者も細心の注意をもって子どもと関わらなくてはいけません。
Category 専門家コラム 2016.04.22