世界に根付く悲しい文化…今も行われている”人間による人間狩り”

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おはようございます。

乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。

皆さんはこんな現実があることをご存じでしょうか?

それは、まさに、『人間による人間狩り』といっても過言ではなありません。

肌の色が違う、髪の色が違う、というだけで、このような残虐なことが起こっているのです。

今日は世界に根付く悲しい文化を一緒に考えていきたいと思います。

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狙われるアルビノ:アフリカ南東部

このようなことが起こっているのはアフリカ南東部。

特にタンザニアでは頻繁に起こっている事件です。

狙われているのは『アルビノ』という先天的にメラニンが欠乏している(先天性白皮症)方々。

生まれつき色素がない(または薄い)ため、髪も肌も真っ白なのが特徴ですが、それ以外は何も変わりはありません。

アルビノの方は世界では2万人に1人の割合で生まれてきますが、アフリカでは割合が多く、2000人に1人(1400人に1人ともいわれる)の割合で生まれてくるのだそうです。

※これは、迫害されてきた歴史が関係しているのだそうです。

アルビノの体には不思議な力が宿っていると信じられ、呪術に使われている!

ではなぜ、アルビノの方が狙われてしまうのでしょう。

それは…アフリカ南東部では『アルビノの体の一部を所有すると幸運に恵まれる』などという迷信が信じられているから。

また、『呪術に使うことでその効果が高まり、自分の望むものが手にはいる』とも信じられています。

そのため、今でも政府関係者や権力者がアルビノの体を求め、依頼をして襲わせることがよく起こっています。

時にはお金欲しさに、親が自分の子を殺して売ることも…

襲われた方は、家の中にいても安全ではなく、いきなり家の中に押し入られて腕や脚を切り取られたり、殺されたりしています。

そして、切り取られた体の一部が呪術などに使われるのです。

また、遺体も安全ではなく、盗まれる可能性があるため、遺体を家の中に埋め、その上にベッドを置いて遺体を守っているという親族も…

いかに迫害が酷いかを物語る話です。

子どもにも根付く、偏見

アフリカ南東部ではアルビノはその色の違いから“悪魔”だとも言われています。

何をされても、『アルビノだから、アルビノを産んだのが悪い』とその家族も迫害にあっています。

そのような環境から、幼い子どもたちにも“アルビノ=悪、迫害されても仕方ない”という偏見が根付いてしまっています。

これは実に悲しいことであると同時に、なかなか迫害が止まらない原因にもなっています。

教育と知識の重要性

今、当然ですが世界中でこのことが問題視され、アフリカ各国の政府も動き出しています。

しかし、実行犯を逮捕しても、依頼主を特定、逮捕出来ていないのが現状です。

肌の色が違う、髪の色が違うというだけでこのようなことが起きて良いはずがありません。

私たちの1人でも多くの人がこの事実を知っていくことで、この凶行を止められると思います。

また、子どもたちを偏見から守るのは『正しい教育と知識』です。

教育は“洗脳”と言われるほど、人間にとって重要な役割を占めています。

間違った教育や偏見はまさに恐ろしい凶行を平然と行わせる洗脳です。

子どもたちに何かを教える、情報を伝えるときには偏った見方で偏見を与えないよう、私たち大人が注意していく必要があるのです。

※「白い黒人”アルビノ”が直面する現実」は”ここ”

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 世界の文化 . 専門家コラム 2016.04.04

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