今週は日曜日から寒暖差がとても激しいですね。
『三寒四温』の言葉の通り、これからは春に向けて寒かったり温かかったりを繰り返す季節。
まだまだインフルエンザも落ち着かず、体調管理が難しい時期ですが、もう1つ気を付けたいものがあります。
それは…『寒暖差アレルギー』です!
目次
寒暖差アレルギーとはその名の通り、激しい気温差によって引き起こされるアレルギーです。
寒いところから急激に暑いところへ行ったり、暑いところから急激に寒いところへ行ったりしたときに出てくる症状なのですが・・・
季節の変わり目でも見られることがあるのです!
つまり、暑い夏から寒い季節に移行したり、寒い冬から温かい季節に移行したりする季節の変わり目には寒暖差アレルギーになりやすいのですね。
ただし、アレルギーといってもアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)があるわけではなく、”気温の急激な差に弱い自立神経が引き起こすもの”だと言われています。
寒暖差アレルギーの具体的な症状はどんなものかというと・・・
・鼻水、くしゃみ
・頭痛
・咳
・目の炎症
・だるい、食欲不振
などなど、風邪や花粉症と似たような症状があらわれます。
しかし!注意してほしいのが「鼻水の色」。
風邪とは違い、鼻水の色は透明です。
また、寒暖差アレルギーは自律神経が乱れることが関係していますので、精神的に不安定になったり、情緒不安定になることもあります。
”花粉症でもないし、風邪のような気がするけど発熱がない、鼻水が透明、なんだかイライラする・・・”
などの症状が見られたら、このアレルギーを疑ってみましょう。
では、このアレルギーにはどのように対応したらいいのでしょうか?
残念ながら、いま現在、治療薬というものはなく、自律神経を整えるということでしか対処できないのが現状です。
しかし、予防法はありますので、かかってしまう前に、しっかりと予防しましょう!
①寒暖差をなくす
激しい気温差に対応するために、上着を1枚もって出かけるなど、衣服の調節に気を付けましょう。
②筋肉をつける
このアレルギーは女性になりやすいと言われています。
なぜなら、女性は男性に比べて筋肉量が少ないからです。
日ごろから適度な運動を心がけましょう。
③食生活を見直す
バランスの良い食生活は健康の基本ですね!
④自律神経を整える
ゆったりする時間を設けるなど、自律神経を整えることも忘れずに。
いかがでしたか?
最近は子どもたちの体温が下がってきた影響か、子どもでも寒暖差アレルギーになる子がいます。
私の職場でも、このアレルギーで目が腫れてしまった子がいました。
体調を崩すことが増えるこの時期。風邪や花粉症だけでなく、寒暖差アレルギーにもご注意下さいね。
Category 専門家コラム 2016.02.18