子どもが小さいときに心配なことのひとつが・・・『誤飲』ですよね。
特に、年齢が小さければ小さいほど、なんでも口にいれようとしてしまい、おもちゃ選びにも気を使う、周囲の大人は目が離せない・・・なんてことも。
しかし、最近のおもちゃには子どもは誤飲しないような工夫が施されているってことはご存知でしたか?
実はこれ、先日のテレビで見たことなのですが、知らなかったことでしたので、ぜひ紹介させていただきたいと思います。
目次
子どもが誤飲しないようにおもちゃに工夫されていること・・・それは、「おもちゃに味をつける」ということです。
その味は「苦味」。
大人でも、苦いものはあまり口にしたくはないですよね。
野菜の苦味も苦手とする子どもたちにとっては、例え口にしても吐き出したくなる味が苦味です。
これをおもちゃに塗布することで、例え口に入れてもすぐに吐き出すような仕組みになっているのですね。
さて、ではこの苦味のもとはなんでしょう?
その物質とは・・・「デナトニウム」というものです。
デナトニウムは、非常に強い苦味を持ち、誤飲防止の目的で、”殺虫剤・洗剤・不凍液・工業用アルコール、幼児用玩具、microSDカード等”に塗布されることがあります。
実は、最も苦味の強い物質としてギネスブックにも記載されているほどなのです!
これは強力ですね!
ギネスブックにも記載されているほど強力だとすると、心配するのが口に入れても大丈夫なのかということですね。
結論をいえば・・・ごく微量しか塗布していないということです。(微量なので無害としていることが多い。)
これはつまり、口に入れて完全に安全だということは言えないのかもしれないということです。
ただ、今の生活の中で化学物質を完全に取り除いて生活することは難しいと思いますし、あくまで口に入れてしまった時の緊急対策が施されているのがと思えば、私としては受け入れられるものです。
誤飲しないように工夫がされているといっても、これはあくまで緊急時用。
おもちゃに工夫がされていても、誤飲事故の件数は多く発生していますので、周囲の大人が気を付けてあげることが一番です!
なんでも口に入れてしまう時期には、普段以上に気をつけてあげましょうね(*^_^*)
Category 専門家コラム 2015.07.06