昨日はマーサペインさんのブログの写真から、イギリス給食をご紹介しました。
そんな給食を改善するために立ち上がったジェイミーさん。
栄養満点で、こちらからみると実においしそうな給食も、慣れていないために、食べなかったりもどしたりと拒絶反応ともとれる姿を見せる子どもたち。
そんな子どもたちにジェイミーが行ったこととはどんなことでしょうか?
1.色んな食べ物をなるべく身近な存在にする
2.調理実習
この2つです。
最初は子どもたちが野菜の名前を全く知らない、というような状況だったそうです。
なので、ひとつひとつちゃんと教えつつ、トウモロコシの着ぐるみを着て子どもと交流するなどをして、野菜を身近な存在にする工夫をしたジェイミー。
すると、安心して食べてくれるようになるケースが多かったのです。
これは、以前、日本のテレビで取り上げられていた、日本食が大好きなアメリカ人女性も同じことを言っていました。
“「これは○○さんちのニンジン」「これは△△さんちのピーマン」”などと伝えると、野菜に親しみがわき、自然に食べられるようになる”のだと。
また、調理実習をすることも重要です。
自分が作った分、親しみと愛着が沸くので食べてくれることが多いのです。
ただし、学校などにおいては、両方とも友だちが食べていないと、途端に連鎖反応が起きて食べなくなってしまうのだとか。
今まで知らなかったものを食べてもらうようにするのは、なかなか難しいようです。
また、この2つがどうしても駄目ということになると、あとは「地道な説得」しか無く、実に根気のいる作業になるようです。
「食べてごらん」「おいしいよ?」「からだに良いんだよ」などと声をかけ、何度も何度も繰り返すことでやっと食べてくれるようになります。
ジェイミーのスクールディナーは小学校などが舞台となっていますが、ここまで成長してからの食育指導は本当に難しいということを感じさせてくれます。
「今は食べなくても、大きくなったら食べてくれるだろう」
と考えている親御さんもいるかと思いますが、だからと言って好きなものばかりを食べさせるのは考えものです。
幼児期から様々な食材、味に出会わせてあげるようにしましょう。
私としては、ジェイミーの取り組みの他に、
“どんな食材も、一口は必ず食べる”
というルールを作るのがおすすめ。
どうしてもダメだったらなめるだけでもいいのです。
少しでも口にした時には、思いっっっきり褒めてあげてくださいね。
こうすることで、時間はかかっても食べられる食材が増えていきますよ(*^^*)
食は体を作るもの。良質な食材に出会わせてあげたいですね(*´∀`)♪