昨日は幼児のキーキー声(奇声)の原因その1として、食生活、特に糖分について取り上げました。
もちろん、乳幼児の奇声は誰にでも見られる可能性のあることで、自分の気持ちを言葉で表現することが出来るようになると、自然に見られなくなっていくことが多いもの。しかし、親御さんとしては”いつまで続くのか、なぜなのか”と気になることでもあると思います。
今日は原因その2として、親子の接し方に注目してみたいと思います。
原因その2. ”自分をしっかり見て欲しい”という願い
『赤ちゃん返り』の件でも述べましたが、子どもは自分に注目してもらいたいもの。言い換えれば、親の愛情を確かめているのです。
”親が自分のことを気にかけている・注目してくれている・見ていてくれる”ということを実感することが、愛情・生きていく上での安心感をもたらすのです。
しかし、親が自分を見てくれないとわかると、子どもは様々な手段で自分を見てもらおうとします。それが、”困った”や”悪いこと”、いわゆる『問題行動』として表れるのです。
悪いことをすれば、当然叱りますよね。「その時は自分の方を見てくれる」ため、どんなに注意をしても問題行動が直らないということに。
子どもにとっては”悪いことをした”というよりも、”親が自分の方を見てくれた!なーんだ、こうすればいいんだ!”という喜びに繋がるのです。
キーキー声もそのひとつ。奇声を発している時は自分の方を見てくれるとわかっているからこそやってしまい、”自分を見て!愛して!のサイン”を出しているのかもしれません。
また、駄々をこねたときなどに、”こうすれば願いを叶えてもらった”という繰り返しの経験があると、欲求を満たしたい時の行動のひとつとして行うこともあります。
もちろん、子育てにはイライラもつきもの。忙しいときに相手をしてあげられなかったり、周りの目があり、早く泣き止ませたい!ということもあります。
けれど、「あっ!こんな原因もあったな」と頭の片隅に置いておくと、落ち着いたときに親子の関係を見直したり、”こうしよう”という対策をたてられたり(!?)するかもしれません。ぜひ、片隅にとどめておいていただけると嬉しく思います。
また、せかいくでは親御さんがリフレッシュする時間を設けることも、育児にはとても重要だと思っています。
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Category マナー . 親と子のコミュニケーション . 食事マナー 2015.05.13