“浴育(よくいく)”という言葉を聞いたことはありますか?
これは漢字の通り、「浴槽で育つ」こと、つまり、正しい入浴方法を教えるだけでなく、『親子で一緒にお風呂に入ることが子どもの成長にとても大切な要素の1つである』ということで、東京ガスが作った言葉です。
なぜ、成長に必要なのかというと…
「親子でお風呂に入ることで、色々なことを子どもに自然に学びとってもらう」機会が作れるからです。
子どもと向き合う時間を持ち、今日一日の出来事を話したり、聞いたり、お風呂遊びグッズを使って一緒に遊んだり学んだり…
そういった、普段忙しくて子どもと深く向き合えない親でも、お風呂では子どもと1対1で向き合い、普段なかなか会話できないこともできる。そういったコミュニケーション方法を大切にするのが“浴育”なのです。
これはとりわけ普段仕事で忙しく、子供と接する時間の少ないパパに効果的だそうで、資生堂が行った調査によると、こんなデータもでています。
調査は4月、全国の小学生の子供がいる父親(25~55歳)600人、母親(23~55歳)300人、小学生の男女(年齢6~12歳)計600人を対象にインターネットで行われました。
その結果…
父親と一緒に入浴している子どもの70.4%が「お父さんに隠し事がない」と回答。
一方、一緒に入浴していない子どもは48.5%にとどまりました。
また、「お父さんに好きな人の話ができる」と回答した子どもは、父親と一緒に入浴する子どもが29.8%だったのに対し、入浴していない子どもは14.9%と倍の開きがあることが判明。
さらに、「お父さんのことをだらしない」と思っている女の子でも父親と一緒に入浴する場合は95.5%が父親のことを「好き」と回答していることがわかりました。
家の中でついだらしなく振る舞ってしまっている父親も、一緒に入浴する機会を設けることで、子ども達に好かれる傾向にあることがわかったのです。
これだけではなく、父親と一緒にお風呂に入ると「礼儀正しい」、「友達が多い」、「家族にやさしい」 、「思いやりがある」などの好影響があることが分かったそうです!
また、女の子は幼少期に父親とお風呂に入っていた子ほど、18歳以上になっても「お父さんが好き」「尊敬している」と思っている子が多いという結果も出ています。
「ちなみに、いつまで一緒に入りたいか」の質問には、「小学6年まで」と答えた子が多かったそう。また、「毎日一緒に入りたい」と思う子どもも多いのだとか。
父子の絆を深める『パパフロ』。
GW最終日、ゆっくりと楽しんでみたらいかがでしょうか?
※↓より詳しい詳細結果を紹介しますので、ぜひ参考になさってくださいね♪
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000003010.html
Category 発達 . 親と子のコミュニケーション 2015.05.06