最近、土を触ったことはありますか?
おだんご作りの回でも触れましたが、子どもたちの中にも、『土や砂に触れない』という子が少しずつ増えています。
親が触らせることに抵抗があったり、服が汚れることを気にしたりすることも、触れない要因の1つになっています。
しかし、『人間と土』は切っても切れない関係にあるといっても良いくらい、密接に関わっています。
今日は土がもたらしてくれる素敵な効果をご紹介します。
☆幼児期に土に触れることは「本来の自分」を表すといわれています。
土に触れることで五感が刺激され、土の中の雑菌に対する抵抗力を養うことができます。また、土という自由に変形する可塑性が手を鍛え、大脳を刺激します。
さらに、幼児(人間)は集団生活の中で成長し、活動していますが、その元になる生命活動が、土に触れることによって活発になってくるのです!
したがって、人生の核を作る(原点にあたる)幼児期に、「どろんこあそび」などを体験することは“とても良い”ではなく、“子育てに必須”の環境教育の1つとしていかなければならないと私は考えています。
花を植えたり、野菜を育てたり、草むしりをしたり、砂場で みんなと一緒に想い想いのものを作ったり(山やトンネルなど)…
砂山に水をかけて固め、両側から崩れないように穴を掘ってトンネルを作り、その山のなか(トンネル内)でお互いの手を掴んだ時の子どもたちの表情はなんとも言えない、素晴らしいものです。
土との関わり・土と触れることは、人間社会の中で逞しく生きるための必須の要件なのです。
土と関わることは子どもの時だけではなく、大人になってからも大きな効果をもたらします。
その効果とは!?…それは明日、お伝え致します。