皆さんは、『バイキング給食』という言葉を聞いたことがありますか?
最近の幼稚園、保育園で給食を提供しているところでは、一種の行事として行っているところも増えてきているようです。
また、”毎日バイキング形式で給食を提供しています。”というところもあり、「バイキング形式って何?」「なぜそうするの?」
という声が聞かれたため、今日はバイキング形式給食についてご紹介していこうと思います。
バイキング形式給食とはその名の通り、”子どもが好きなおかずをとっていくスタイル”の給食のことです。
普通の給食のように、先生がよそって配膳するのではなく、自分の好きなもの・量を子どもたちがお皿によそっていきます。
「それだと、好きなものしか食べないじゃない!」という声が聞こえてきそうですね。
まさにその通り。だからこそ、実施している園ではルールがあるはずです。
例えば、
・「必ず全種類とる」
よそう量は個人に任せるけれども、苦手なもの・嫌いなものも必ずとるルールにすると、
”好きなものしか食べない”ということは避けられます。
・「よそったものは残さない」
自分で食べられる量をよそう用に促し、とった分は残さないことで、自己責任の意識が生まれます。
などです。
そして、バイキング形式の一番の利点は、上記でも述べた、『自分で責任を持つ』ということを身に着けられるところです。
また、よそった分は食べきるということは、多すぎると食べきれないため、”自分は今どれくらい食べられるのか?”という自己分析にも
繋がります。そして、それをもとに、「明日はこれくらい食べよう」、「苦手だったものが食べられたから、明日はこれくらい頑張ってみ
よう」という達成感と自身にも繋がります。
それらが、与えられたものではなく、”自分で選択したもの”だからこそ、誇らしく、自己責任能力が自然に身に付くのだと思います。
もちろん、従来の給食でも、達成感などを味わうことは出来ますが、たまには自分で選択する”バイキング形式”を家庭でも行ってみ
ると、親子で食に関しての発見があって、面白いかもしれませんね(*^_^*)
Category 食事マナー 2015.04.29