子どもが習い事を嫌がる、やめたいと言ったら。~話し合い5つのポイント~

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”せっかく始めた習い事、子どもが嫌がる or やめたいと言ってきた!”

そんな時、貴方はどう対応しますか?

英語やプログラミング、スイミングに塾…

最近では習い事も多様化してきていますよね。

そんな習い事は以前、テレビでも話題にあがっていました。

最近ではなんと、習い事をさせないと貧乏だと思われてしまうこともあるのだとか。

「子どもに習い事をさせたくはないけれど、子どもが貧乏だと思われてしまうのはかわいそう。

どうしたら良いか・・・」

という視聴者からのお悩みの声を紹介していました。

習い事にはそんなお悩みもあるのだと驚いたのを覚えています。

さて、そんな子どもの習い事。

はじめるきっかけは「子どもがやりたいと言ったから」という以外にも、上記のように

「貧乏に思われるからやらせなくちゃ!」という思いもあれば、

「周りがやっているから習い事、やらせなくちゃ!」や、

「子どもがすばらしい人生を送るためには、なるべく早く習い事をやらせなくちゃ!」

という思いからの場合もありますよね。

習い事を始めるにあたっては、”なぜ、どうして、この習い事をするのか”をしっかり家族で話し合って決めることが大切です。

※過去記事:「子どもに対する考え方や習い事、”バンドワゴン効果”から来ていませんか?」

でも、しっかり考えて意気揚々と習い事をスタート!

・・・したはずなのに、「子どもが習い事を辞めたい」と言ってきたら?

・・・

「続けさせるべき?それとも辞めさせるべき?

どちらが子どもにとって良いのか分からない!」

今日は習い事を辞めたいと子どもが言ってきた時、どんな風に対応すれば良いのか、そのポイントをお届けします。

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続けさせるべきか、それとも辞めさせるべきか、に正解はない!

私はこの問題には、万人に当てはまる”コレだ!”という正解はないと考えています。

なぜなら、子どもの状況、環境、習い事の進捗状況などによって、それぞれ違う結論に達するはずだからです。

”なぁんだ”とがっかりしましたか?

大事なことは続けるにしても辞めるにしても、子どもの声をきちんと聴くことです。

ただ、1つ言えることは・・・

『”習い事を続けたら頑張れる子になる、辞めてしまうと頑張れる子にならない”ということは決してない』

ということです。

おそらく、習い事を辞めさせたくない理由の1つとして、この意識があるのではないかと思います。

が、習い事を辞める=頑張れない子というわけではないのです。

たくさんの習い事を”辞めては再開”を繰り返していた幼少時代

ではここで、私の幼少期の習い事事情を少しご紹介させてください。

私は幼少期、一通りの習い事は経験しました。

体操教室、水泳、書道、ピアノ、くもん、塾、進研ゼミ・・・などなど。

その中で10年と続いたものは・・・ありません。

しかも、辞めてしばらくするとまたやりたくなるというやっかいな子どもでした。

特にピアノは3回も”辞めてはやりたくなり、辞めてはまたやりたくなる・・・”ということを繰り返しました。

親にはだいぶお金を使わせてしまいました。

ピアノは最初は集団で授業を行う音楽教室に通いました。

1人が指導をしてもらっている間、他の子が後ろで待っているというものです。

しかし、続きませんでした。自分なりの理由は・・・集団では無理!でした。

その後しばらくしてまたやりたくなり、今度は近所の先生のお家に個人レッスンに行きました。

しかし、またまた続きません。その時の理由は・・・お家まで行くのがいや!でした。(なんてわがままでしょう・・・)

その後、またまたしばらくしてやりたくなり、今度は自分の自宅に先生にきてもらいました。

しかし、またまたまた続きません。私はついに本当の理由に気づきます。

その理由とは、

与えられる課題曲が嫌で練習意欲がわかない(=練習嫌い)

・管理されている(一挙手一投足を見ている、失敗できない雰囲気)ような気がして苦手

というもの。

私が習っていた時代(教室スタイルによって違うのかもしれませんが)は自分が弾きたい曲を練習する、というスタイルではなく、バイエルから始まる、しっかりと教科書(?)の段階を踏むものでした。

もちろんそのステップをしっかり踏むことも大切ですばらしいのですが、私がピアノを習いたかった最初の動機が、

「この曲を弾けるようになりたい!(どの曲だったかは忘れてしまいました。)」

というものだったため、当時聴いたこともない曲(練習なのでクラシックでもない)を弾くことに意欲が湧かなかったのです。

また、じっと見られていて失敗できないような雰囲気が苦手でした。※個人的見解です。

本当の理由に気づいてから、私はピアノを習いたいと思わなくなりました。

もちろん、ピアノ演奏が上手い人を見ると、「いいなぁ、あんな風になれたらなぁ・・・」と思うことはありますが、自分が納得いくまで習っていたので、またピアノを習っても結局は同じことになるだろうと自分で分かっているからです。

※ピアノ自体は好きなので、今だったら自分の弱点をしっかりと把握できていることもあり習っても大丈夫かなとは思っています。

このように習っては辞め、を繰り返した私ですが、辞める時はどの習い事も自分なりに区切りを持って辞めました。

「ここまでできたら(できるようになったら)やめよう」自分なりのけじめがあったのです。

※ピアノで言えば、初見でスラスラ弾くことは難しいものの、楽譜は読めるため練習すれば弾ける。

また、「辞めるなら自分から先生に言うこと!」という親の方針が、自分で選んだことに対しての責任を持つ、という経験に繋がりました。

たくさんやって、繰り返したからこそ身に付くこと、分かることがある!=自己理解

こんなに何度も辞めたり、また始めたりを繰り返した幼少期を過ごしている私は、世の中では完璧に『頑張れない子』

でも、”自分って本当に頑張れないダメ人間なんだ・・・”とは思っていません。(ありがたいことに、「やるとなったらとことんやる人だよね」と言ってもらえます。)

何度も繰り返したり、たくさんの習い事をすることで、体で学んだことがいっぱいあったからです。

その最たるものが、自分の好き嫌い/得意不得意などの自己理解の部分

全部、体で感じることができたからこそ、「私はこれが好き、だからこの道に進みたい、これをやりたい」と進んできた今の私があるのです。

また、この経験をしたことで今でも良かったなと思うところは、

・どの習い事も嫌いになっていないこと(むしろ、またやってみたいと思っている。興味関心が広がった。)

・”やってみたい!”というチャレンジ精神が生まれやすくなったこと

・”ここまで頑張ろう”と目標を自然に設定する力が身に付いた

こと。

確かにどの道でもプロになることはできませんでした。

継続力がない、飽きっぽいと言われれば確かにそうです。

いわゆる器用貧乏です。

しかし、私は”色んなことを経験することが好き”な自分に気づくことができたのです。

自分の良い悪いも含めて、”自分”というものに気づく=自己理解をすることができました。

上記のような自身の経験とこれまで2,000人以上の子どもたちを観てきた経験も踏まえて考えると、

『習い事を続けられる=頑張れる子、辞めたくなる=頑張れない子、というのは間違っている』

と感じます。

辞めたいと感じるのには、必ず何かしらの理由があります。

それを尋ねることもなく、”頑張れない子”というイメージを持つのはいただけません。

習い事は子どもの性格に影響することもあるかもしれませんが、それはほんの1部の要因でしかありません。

子どもの性格や頑張る力は習い事のみで決まるわけではないのです。

そうはいっても、辞めたい!と言われたら戸惑いますよね。

そんな時は、お子様と次の5点を話し合ってみましょう!

話し合いの5つのpoint

1. 本当にやりたい/辞めたい/続けたいのか

2. どんなことができるようになりたいのか/どこまでできるようになりたいのか

3. (辞めたいと言ってきたら)その気持ちは受け止めた上で、どうしてそう思うのか尋ねる

→習い事の先生との相性、友だちとの人間関係、雰囲気はどうなのかチェック!(理由が分かれば対処ができる)

→習い事の良い点、楽しい点を尋ねてみるのもおすすめ

4. 理由を聞いた後で、親の想いや考えを伝える

5. 今後どうしていくかを子どもに考えさせる

→ここまでは頑張る、とりあえず次回は行く、1回休んでから考えたい・・・など、子ども自身に今後の動きについて考えさせましょう。(短期でOK)

※1.2は習い事をやりたいと言われた時にも話し合ってみましょう。

話し合いの結果、辞めるという結論に至ったら

1. 辞めることを決めたら、子どもに目標を決めさせる(=辞めるタイミング、区切り)

→これはしっかり決めた方が、子どもも”ここまでは頑張れた!”という達成感や、”目標を達成したから辞めるんだ!”という爽快感に繋がるのでおすすめです。

2. 辞めるときは先生に子どもから直接伝えさせる

→なかなか言い出せないかもしれませんが、自分で選んだ結末に責任を持たせるために、ぜひチャレンジを!

ミニコラム:辞めることは悪いことじゃない

日本では”一度始めたこと(習い事でも就職でも)を辞める=悪いこと”のように捉えられがちですが、実は辞めることってそんなに悪いことではありません。

前述しましたが、辞めるという経験を通して自分の好き嫌い、合う合わない、得意不得意が分かり、

・自分の好き/得意を活かせるところはどこか?

・自分に合うところはどこか?

など、自己理解を深めて更なる可能性、幸せへと進んでいくことができるからです。

自分に合う合わないはやってみないと分からないことですよね。

もちろん継続力があることは素晴らしいことです。

が、”好きこそものの上手なれ”という言葉もあるように、どんなに長く続けていても嫌々やっていたら楽しくないですし、上達する可能性も低いですよね。

もしかしたら、わが子に合う=楽しんで可能性を伸ばしていけるものが別にあるかもしれません。

すぐに習い事を辞めるのは、「わが子が自分の可能性を模索しているんだ」と思えたら、辞めることに対する見方が変わるかもしれませんね。

※ちなみに・・・アメリカ在住の友人の話では、アメリカではこのように考える人も多いそうですよ。

世間の「○○じゃなきゃいけない!」の声にとらわれることなかれ。

習い事を続ける/辞める、という選択をする時に大事なことは、

「○○じゃなきゃいけない!」

「○○しなきゃ△△になっちゃう!」

などという世間の声にとらわれることではなく、

『わが子にとってこの習い事を続ける/辞めることで何が身に付くのか?どんなことを学ぶ/感じるのか?』

という目の前の子どもにしっかりと目を向けて考えること。

前述した5点を中心に、子どもとじっくり話し合うことはもちろん、習い事の雰囲気を貴方自身もできるだけ感じて、子どもの気持ちに寄り添いましょう。

それが、貴方とお子様にとってBESTな選択に繋がります。

また、習い事に対しての過度の期待も絶対NG!

それが子どもが辞めたくなる要因の1つにもなります。

そして当然ですが、自分の好きではない習い事を”やらされている”場合には、その習い事を嫌になる、辞めたくなるもの。

子どもは貴方の身代わりでも、貴方が果たせなかったものを果たしてくれる/満たしてくれる存在でもありません。

あくまでも、習い事は子どもの可能性、選択肢を広げるための1つの手段。

世間の声にとらわれることなく、楽しんで可能性を広げていってくださいね!

子ども&貴方の可能性は無限大!

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴12年以上。
これまで4,000人以上の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。
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