子どものコミュニケーション能力を高めるには?3つのポイントを押さえて、「子どものコミュニケーション能力を伸ばせる人」へ!

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突然ですが、クイズです。

子どものコミュニケーション力を伸ばせる親と伸ばせない親の違いとは、なんだと思いますか?

・・・

それは、

「子どものコミュニケーション力の始まりは、”親からである”ことを意識しているかいないか」

なのです!

「??どういうこと?」

そんな風に感じたかもしれません。

”子どものコミュニケーション力を伸ばす”というと、

・保育園や幼稚園で

・友達同士の中で

伸ばされるもの。というイメージを持つことが多いかと思います。

もちろんそれも間違いではありません。

友達同士の関わりの中でコミュニケーション力は磨かれていくものではありますが、一番最初の基礎の部分は実は、

”自分が親から受けたコミュニケーションが土台”

となっているのです。

今日は子どもが世界で活躍するためにも必要な、”コミュニケーション力”を伸ばしていくための3つのポイントをお届けします。

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コミュニケーションの基礎は家庭内=親から!

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「子どものコミュニケーションの基礎が親からなんて、まだよく分からないのだけど・・・」

確かに少し分かりづらいかもしれません。

では少し、思い出してみてください。

例えば、口調や話し方が似ている親子、また、親とそっくりな言い方をする子を見たことはありませんか?

例えば、自分の口癖を子どもがいつの間にか言っている!なんてこと、ありませんか?

実はこれが、子どもが親からコミュニケーションの基礎を学んでいる証拠なのです。

子どもが誕生してから一番最初に接する人。

一番一緒にいる人。

それはもちろん、親ですよね。

子どもにとって”人間の見本は親”であるといっても過言ではありません。

乳幼児期(6歳まで)の子どもは、「親が他の人にどう接するか+自分にどう接しているか」を見て、真似をしながら基礎(土台)を築いていくのです。

そしてその基礎を小学校などの集団生活や友達関係の中で、磨きあげていく。

つまり、”子どもの中にどんな基礎を築くかは親次第”ともいえるのです。

・赤ちゃんの頃に泣いても親が反応してくれなければ、人からのコミュニケーションに反応しない子になります。

・子どもに話しかける時に親が目線を合わせなければ、子どもは目線を合わせるということを知らないため、できません。

・「あんたはバカなんだから」と言われれば、友だちに対しても同じような言葉を使うようになります。

子どもは親の鏡です。

ここを意識しているかいないかで、その後の子どものコミュニケーション力の伸びは変わってきます。

コミュニケーション力とは例えるなら意思疎通のキャッチボールのようなもの。

どんなに英語が流暢でも、

・相手のボールを返せなかったり

・相手のボールを受けとらなかったり

・相手の受け取れないところに乱暴に投げ返したり

では、

「この人とキャッチボール=コミュニケーションを続けたい!」

とは思われないですよね。

これは世界のどんな人も同じです。

だからこそまずは家庭内・親からコミュニケーションの基礎を、子どもの中にしっかり築いていこう!と意識することが将来の国際力に繋がります。

子どものコミュニケーション力を伸ばせる人とは、ここをしっかり意識している人なのです。

では、そのためには具体的にどうすれば良いのか。3つのポイントをお伝えします。

ポイント1:子どもの話を最後まで聞く=待つ

職場環境にもグローバルを

ポイント1つ目は、「子どもの話を最後まで聞く=待つ」です。

実は、しっかりやっているつもりでも、意外とできていなかったりする部分でもあります。

朝の支度時や夕食時など、忙しい時に子どもに話しかけられるとついつい、

「あー、あとでね!」

「〇〇ってことでしょ!?」

と中途半端になってしまうこと、ありますよね。

もちろん忙しい時に最後まで話を聞くということは中々難しいですが、

・「あとでね!」と言ったら、必ず手が空いたら聞きにいく

・お風呂の時間、寝る前、など短時間でも良いので話をしっかり聞く時間を設ける

などを意識して行うことが、子どものコミュニケーション力を伸ばすのには大切です。

なぜなら、話を最後まで聞いてもらえない状態が続くと子どもは、

”自分の話は聞いてもらえない→自分が話しても聞いてくれないのなら、話してもしょうがない”

と思うようになるからです。

前述したキャッチボールの例で言えば、

”せっかくボールを投げても、受け止めてくれる相手がいなければ、ボールを投げる気にならない”

のと同じこと。

そのうち、ボールを投げる、つまり自分の意見や気持ちを表現することも億劫になっていってしまうのです。

他にも、子どもの様子を観て、

「これが欲しいの?」

「今、こんな風に思ってるんだよね」

などと子どもの言動・気持ちを先回りして代弁してしまうことも要注意。

子どもの様子をよく観ているのは良いことですが、代弁することが続くと、子どもは自分が話す必要性を感じなくなります。

なんでも親がやってくれる、言ってくれるのですから、自分で動くことも考えることもしなくて良いですよね。

そうなるとやはり、自分で考える、そしてそれを表現することが苦手になる。

つまり、ボールを投げるのが苦手=コミュニケーション力が伸びないということに繋がるのです。

コミュニケーションとは意思疎通のキャッチボールですから、自分の意思や考えを投げられなければ成立しません。

子どもの思考力や自己表現力を同時に伸ばすためにも、

・話を最後まで聞く

・代弁は極力せず子どもが話し終えるのを待つ(子どもが困っている時はOK)

を意識することがポイントです。

ポイント2:否定しない

ポイント2つ目は、「子どもの話を否定しない」です。

”そんなことはしていない!”

と思うかもしれませんが、実はわが子への愛情ゆえ、心配ゆえに無意識に子どもの話を否定してしまっている場合があるのです。

例えば、こんな場面。

子:「幼稚園で釘とトンカチを使ってこんなの作ったんだよ!面白かったらまたやりたい!」

親:「え、それ大丈夫なの?危ないからもうやらない方がいいよ」

このように、親としては心配から発した言葉でも、子どもからすると、

自分の”面白い、またやりたい”という気持ちを否定されてしまった・・・

と感じることになるのです。

子どもは自分の”やりたい!こうしたい!楽しい!好き!”からきた発言を否定されてしまうと(親はからすると、子どもの気持ちを否定しているわけではなく、心配しているだけだが、子ども側には否定された・・・という印象を与えてしまう。)、自分の気持ちを素直に表現することに怖さを感じるようになってしまいます。

こんなことを言ったらまた否定されるのではないか・・・

と思ってしまい、自己表現が苦手になっていってしまうのです。

グローバル社会では、「あなたはどう思う?」などと意見を尋ねられる場面も増えていきますので、自己表現力はしっかりと伸ばしていきたいですよね。

また、子どもは親の鏡ですので、相手の話に否定から入るようになってしまう、なんてことも十分にあり得ます。

子どものコミュニケーション力、自己表現力を伸ばすためには、

①まずは気持ちに共感

②その次に心配や懸念点を伝える

③最後に提案する

というステップがGOODです。

先ほどの例で言えば、

①「そうなんだ!すごいものができたんだね!面白そうだね!」

②「でも、釘とトンカチって危なくないかなぁ?ケガをしそうで心配だな。」

③「どうしたらケガをしないでできるか、教えて!or一緒に考えてやってみよう!」

というような感じです。

そうすれば子どもも“自分の好き!を親が受け止めてくれた!”と嬉しくなり、”ノリノリで、あのね、こうすれば良いんだよ!”などと教えてくれたり、一緒に考えてくれたりします。

これを繰り返していくと、コミュニケーションのキャッチボールが自然と続いていく=コミュニケーション力を伸ばすことに繋がっていきます。

ポイント3:子どもの想い・考えを聴く

ポイント3つ目は、「子どもの想い・考えを聴く」です。

繰り返しになりますが、コミュニケーションとは意思疎通のキャッチボールです。

キャッチボールが続くためには、自分の想いや考えというボールを投げるだけではなく、相手の想いや考えというボールをきちんと受け取れることも大切ですよね。

その受け取る姿勢を子どもの中に築くために、大人側が子どもの想いや考えをしっかり聴くことで、その姿勢を見せるのです。

”子どもは小さいから何も考えていない”

と思われることもありますが、決してそんなことはありません。

どんなに幼くとも、子どもは自分の想いや考えを持っています。

もちろん大人のように上手く説明することは難しいですが、上手く説明できない=考えがなにもない、わけではないのです。

大人だって、上手く説明できないときに、頭ごなしに何も考えてない!と言われたり、否定されたりするのは嫌ですよね。

子どもも同じです。

発言の理由、行動の理由が必ずあります。

「なぜ?どうして?どう思う?どうしたらいい?」と、その想い・考えを親がしっかり聴くことで、子どもは自分が受け入れてもらえている感覚=自己肯定感にも繋がります。

子どもは自分が受け入れてもらえることを感じて初めて、他の人の話・意見にも耳をかせるようになるのです。

つまり、相手のボールも受け入れられるようになる=コミュニケーションのキャッチボールが続くようになるのです。

もちろん、「なぜ?どうして?どう思う?どうしたらいい?(いわゆる”5W1H”)」などと子どもの想いや考えを聴くことで、子どもの自己表現力や論理的思考を伸ばすことにも繋がるので一石何鳥にもなります。

ぜひ子どもの想いや考えをしっかり聴くように意識してみてくださいね。

まとめ

せかいく会社概要

子どものコミュニケーション力を伸ばす3つのポイント、いかがでしたか?

完璧にやろう!としなくとも、少し意識するだけ、思い出して接するだけでも、子どものコミュニケーション力の伸びは違ってきます。

ぜひ、

ポイント1:子どもの話を最後まで聞く=待つ

ポイント2:否定しない

ポイント3:子どもの意見・考えを聴く

の3つのポイントを意識して、子どもの中にコミュニケーション力のしっかり基礎を築き、更に伸ばしていってくださいね!

子ども&貴方の可能性は無限大!

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。
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