おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真の”グローバル脳とココロ脳”を育てる専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
新学期が始まってもうすぐ2ヶ月が経ちますね。
新学期が始まり、お子さんの様子はいかがでしょうか?
どうやら、初めて集団生活を経験する、幼稚園の年少さんは戸惑っているご様子で・・・
目次
class=”aligncenter size-medium wp-image-3864″ src=”http://sekaiku.com/wp/wp-content/uploads/2017/04/DSC00893-300×200.jpg” alt=”DSC00893″ width=”300″ height=”200″ class=”aligncenter center-block”/>
・毎日泣いて登園する
・帰ってきて、幼稚園のことを聞いても”楽しくない”と言う・・・
こんな子どもの様子をみて、あなたはどう思っていますか?
「まだ入園して2ヶ月。様子を見て見よう」
でしょうか?それとも、
「もう2ヶ月になるのにまだ泣くなんて!転園しなくちゃ!」
と思うでしょうか?
子どもがなかなか慣れないと、親として不安になる気持ちは良く分かります。
その不安な気持ちがどんどん膨れ上がり、心配ばかりになってしまうことも。
しかし、その気持ちがすぐに”転園する!”と環境を変えてしまう方向に向いているのならちょっと待って!
それ、子どもにとって逆効果かもしれません!
『環境が変わる』
これは、大人にとってもとても大きな勇気や不安が付きまとうものです。
職場を変える、転勤で見知らぬ土地へ行く・・・などなど、大人でも「イヤだな」と思うことがあるものですよね。
ましてや、子どもにとってはなおさら、”環境が変わる”ということは大きなことなのです。
今まで安心して過ごしていた親の側を離れ、初めて大冒険に出る(出される?)のです。
怖いこと、不安なこと、イヤなこと、楽しくないことがあって当然です。
そして、そんな変化した環境に慣れるのには時間が必要。
幼児教育者からしてみれば、たった2ヶ月で「楽しくなさそうだから転園させる!」という決断は、子どもにとって更に酷なことになると言わざるを得ません。
なぜなら、ようやく2ヶ月たって、変化した環境に慣れ始めてきているから。
子どもはだいたい、1学期間をかけて、幼稚園に慣れていきます。
そして、2学期からお友だちにも目が向くようになり、初めての行事を経験して成長し、3学期を迎えます。
せっかく慣れ始めたのに、また転園して環境を変えてしまっては、また慣れるまでに時間がかかってしまいます。
子どもにとってはまた不安の日々の繰り返し。
これは子どもにとってとてもつらいことです。
日本では、すぐに転園すればいいのかもしれません。
しかし、海外へ出ても、同じようにすぐに環境を変える選択をしますか?
ただでさえ、異文化の地で環境の変化が大きいのに、そこでまたころころ環境を変えてしまっては、子どもにとって大きなストレスになります。
人生にはイヤなこと、楽しくないことはたくさんあるでしょう。
それを『いかに自分が楽しめるようにもっていけるか?』が人生を楽しく豊かに生きコツなのです。
イヤなことからすぐに逃げる(逃がす)のではなく、”それを乗り越えるにはどうするか?”をまずは考えて見ましょう。
・子どもが「幼稚園、楽しくない」と言うのなら、幼稚園ではどんな様子か先生に聞く。
→以外に園では楽しんでいるかもしれません。
・何が(どんなところが)楽しくないのか子どもに尋ねる。
→お母さん、お父さんと離れてしまうのが寂しいだけかもしれません。
など、子どもに環境の変化を与える前に、出来ることはあるはず。
それでも”どうしても転園した方が良さそうだ”ということであれば、転園を考えていいでしょう。
間違っても、「お友達のAくんは○○幼稚園で楽しそうだから、うちもそこへ・・・」などとは考えないでくださいね。
お友達とあなたのお子さんは違うのです。
しっかりとあなたのお子さんと、通っている幼稚園と向き合った上で結論を出してみてください。
子ども&あなたの可能性は無限大!
Category マナー . 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2017.05.23