おはようございます。
世界×教育で教育迷子から脱出し、真の才能を発掘し伸ばす!
貴方と子どものHappy Lifeをプロデュースする、教育迷子のコンサルタント、Masamiです。
今日は昨日の続き。
インターナショナルスクールに通うことが、本当に子どものためになるのか検証します。
過去記事:「本当に子どものためになるか?インターナショナルスクールの3つの真実とは。」
目次
「インターナショナルスクール=グローバル」
そんな方程式が当たり前のようになってきた昨今。
ですが・・・本当にそのような方程式は通用するのでしょうか?
確かに、様々な国籍の先生がいるので、「世界にはいろんな人がいるのだ!」ということに気づく、それを幼少期から受け入れることが出来るのは、インターナショナルスクールのメリットの1つ。
しかし、”英語さえ分かるようになれば良い”と考えている、教職資格のない先生や経営者がいるのは事実。
その結果、ワークシートを詰め込むだけだったり、子どもの生活リズムを無視したり・・・ということもあるのです!
これではグローバルマインド以前の問題です。
”グローバルマインドとは何か?”をしっかりと親自身も理解しないと、インターに通わせているだけで満足してしまう・・・ということに繋がるのです。
・これから自分の子どもにどんな子に育ってほしいのか?
・何を身に付けて欲しいのか?
・この子が今、求めているもの、必要なことは何か?
をきちんと考えて入園、転園することが大切です。
英語力をつけたいから!といったインターナショナルスクールが、子どもを苦しめることだってあるのです。
これはちょっとこれまでとニュアンスが違うかも知れません。
海外に行ったことがある人は実感してるかと思いますが、海外へ行くと必ず日本のことについて聞かれます。
そしてその際、”自分が思っているよりも、日本のことを何も知らない自分”に驚きます。
※実際、「外国の方は知っているのが当然でしょ?」というように、かなり色々なことを訪ねてきます。
これまでの日本の教育では、もっと海外のことについて知り、世界に追いつこう!という考えから、”世界史”という教科ができました。
しかし、昨今は先ほど述べたように、「外国の方から日本のことについて聞かれても、答えることの出来ない日本人」が増えてきました。
これではいけない!と政府も感じており、これまで”日本史”、”世界史”と分けていた教科を統一し、新しいカリキュラムにするべく動いています。
そんな中、本来は「日本に駐在にきている方のための学校であるインターナショナルスクール」に入って日本人としての軸をしっかり持つことが出来るのでしょうか?
ある保護者の方からは、こんな話をいただきました。
「幼稚園の3年間、インターナショナルスクールに通っていました。
日本人ですが、日本語が上手ではないので普通の小学校への進学は本人が可哀そうかと思い、
インターナショナルスクールに入学させました。
しかし、そこがあまりにも・・・な学校で。
今も日本語は上手ではないので日本の小学校ヘは行けなくて・・・後悔しています。」
昨日、今日とお伝えしてきたインターナショナルスクールの真実。
いかがだったでしょうか?
もちろん、インターナショナルスクールのことを否定するわけでも、進学先にそこを選ぶことにも批判するつもりは毛頭ありません。
ただ、物事には必ずメリット、デメリットがあるように、インターナショナルスクールに通うことにも、デメリットがあるということは忘れずに。
そして、一番伝えたいのは、”親のエゴ”を子どもに押し付けないこと。
中には、それが親のエゴだと気づいていない方もいます。
あるハーフの子をもつお母さんには、就学相談でこんな相談をいただきました。
「あらゆるインターナショナルスクールを受けているのですが、すべて落ちてしまいました。
子どもは日本語の小学校に行きたいとずっと言っているのですが・・・
夫は日本語が上手ではないので子どもと上手くコミュニケーションが取れないため、どうしても子どもにインターナショナルスクールに行ってほしいと言うのです。」
これ、親のエゴ以外になにがあるのでしょうか?
お子さんとコミュニケーションを取りたいというのなら、お父さんが日本語の勉強をすれば良いだけの話です。
また、前回の記事でも述べたように、今のその子には英語は最優先ではないということ。
お父さんが外国の方であるのなら、英語へ興味をもつ時が必ず来るので大丈夫です。
それよりも、自分の気持ちを理解してもらえず、ココロ脳が育たなくなってしまうことの方が、よほどその子の人生において重大です。
子どもの人生は子どものものです。
”親にとって”ではなく、”自分の子にとって、何が重要なのか?”を見誤らないでくださいね。
子どもの可能性は無限大!
Category インターナショナルスクールの選び方 . マナー . 専門家コラム 2017.04.07