違いを知るのは怖い。でも、知らないのはもっと怖い。~多様性とはなにか?~

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おはようございます。

乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。

先日、こんな記事を見つけました。→ 「障害のあるあの子が恐かった〜『違う』と『同じ』と『多様性』」

確かに、教育業界では、「○○くんは何も変わらないよ。みんなと同じなんだよ。」などと伝えることが多いように思います。

しかし、それは本当に子どもたちにとって多様性を伝える・考える言葉になりえるのでしょうか?

そして、子どもたちが多様性を受け入れられるようになるにはどうすればよいのでしょうか?

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大人でも違いを知るのは怖い。

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あなたは、自分と違う考えや価値観を持つ人を、快く受け入れられるでしょうか?

職場やママ友の中で、

「なんかあの人ととはそりが合わない」

「あの人とは付き合いたくもない!」

と思う方はいませんか?

人間ですから、そのように思う人がいることは悪いことではありません。

私にも、一緒に仕事をしている中で、「う~ん・・・」と思う人は正直・・・います。

そんな時、「なぜ、私はその人が苦手なのだろうか?」と考えたことはありますか?

「そんなこと考えたことない!」という方は、違いを受け入れるのを恐れているのだと思います。

恐れているからこそ、考えることに目を背けているのではないでしょうか?

違いを知ることは怖い。けれど、知らないことはもっと怖い。

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”なんかこの人苦手だな・・・何が苦手なんだろう?”

と考えずに、「この人は私とは違う!合わない!嫌い!」という思いだけで終わってしまうと、人間は、自分と”違う人(価値観が違う人)”たちのことを排除しようとしてしまいます。

これが、1番怖いこと。

自分と違うことが”恐怖”なので、同じ人(同じ価値観の人)同士で固まって、違う人を軽視したり、差別したりという行動に出てしまうからです(もちろん、これは極端な例ですが)。

世の中からなくならないといわれている”いじめ”も、結局は自分との違い=恐怖を受け入れられず、自分が感じる恐怖から逃れようとして、始まってしまうのだと思います。

違いを知らない(=自分とは何が違っているのか?)ということが、いじめや差別をつくりだしていると考えると、”違い”に目を背けてはいけないと思いませんか?

受け入れられなくても良い。ただ、考えてほしい。

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大人でも違いを認めて受け入れることは簡単ではありません。

しかし、人間とは不思議なもので、”何が自分と違うのか?”と考え、”自分の中の違いという恐怖”に向き合うだけで、スーッと受け入れられるようになるのです。

違いを”恐怖”ではなく、”多様性”と受け入れられるようになるのです。

多様性とは、たくさんの違いに触れ、”違い”が恐怖ではなくなったときに、はじめて学ぶ・受け入れることができるものです。

価値観がある程度固まってしまう年(違いを恐怖と感じる年)になると、この多様性=恐怖を受け入れるのはなかなか難しいものですが、自分なりの価値観を育てている途中の乳幼児期の子どもたちには、ぜひ”違いが恐怖に”ならないよう、さまざまな”違い”を体験させてあげてください。

「”みんな違うことが当たり前”だけど、”みんな平等な命である”」

という価値観を、乳幼児期のころから様々な経験をすることで、育ててあげてくださいね。

無知ほど恐ろしいものはないのですから。

子どもの可能性は無限大!

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 専門家コラム . 発達 2016.10.03

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