おはようございます。
乳幼児からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
今日も先日のイタリアで見た子どもを取り巻く環境についてご紹介します。
今回は、”日本ではなくなりつつあるなぁ・・・”という光景について。
みなさんは、自分のお子さんが他人から注意されたらイラッとしますか?
目次
それは列車の中での出来事。
ある駅で、お母さんと男の子2人が乗り込んできました。
男の子は幼稚園の年長さんと年少さんくらい。
下の子はお母さんにくっついておとなしくしていましたが、上の子はなかなか落ち着けず・・・
席を立って歩き回っては、座席の取っ手をつかんで席を揺らしたり、大きな声でしゃべったり・・・
とにかく元気の良い男の子だったのです。
お母さんも時々声をかけるのですが、落ち着く様子はありませんでした。
すると・・・
「ぼく、お母さんはどこ?」
そう声をかけたのはなんと車掌のお姉さんでした!
そのお姉さんは休憩中でたまたまその車両の空いている座席に座っていたのでした。
(休憩時間をお客のいる車両で過ごすのも、日本ではなかなかない光景!)
男の子がお母さんのいる場所を示すと、
「きちんとお子さんを見ていてください。他のお客様にもご迷惑がかかるし、何よりお子さんが危険です。」
と毅然とした態度ではっきりお母さんに伝えていました!
もちろん、同じようなことを男の子にも伝えていましたよ!
表情がなかったのでちょっと怖いような印象も受けましたが、”社会のルールをきちんと教えているのだなぁ”と感心しました。
言われたお母さんも、素直に受け止めていました。
日本でも、昔はいけないことや危ないことをしたら、知らない大人が叱ってくれたり、助けてくれたりしていましたよね。
しかし、現在では知らない大人に自分の子どもが叱られることを嫌がる親がいたり、すぐに手を差し伸べることで勘違いをされてしまったりすることもある時代になってしまいました。
『みんなで子どもを育てる』
ということのなんと難しい世の中か・・・
イタリアでは何度か列車に乗りましたが、みんな「子どもには優しく、時には厳しく!」というモットーなのか、知らない子にも注意する反面、子連れの家族を見るとすぐに席を譲るなどの優しさが見られていました。
治安の面に関しては、もちろん日本が一番ですが、イタリアではなんとなく、どこでも子どもたちに温かい目がそそがれているなぁと感じました。
”日本も社会全体で子どもを育てられるような環境を整えていかなくては!”と感じた出来事でした。
子どもの可能性は無限大!