おはようございます。
乳幼児からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
先日、「元TBSアナウンサーの雨宮塔子さんが、7月下旬から『NEWS23』(TBS)のキャスターに就任する」というニュースを目にしました。
そして、それに伴う記事も・・・
記事の内容は、「”離婚した元夫に子育てを押し付けた!”と大バッシングを受けた」というものでした。
→「『NEWS23』に抜擢された雨宮塔子に「離婚した元夫に子供押しつけ」と理不尽バッシング! なぜ母親だけが責任を問われるのか」
果たして子育ては、『母親』だけの責任なのでしょうか??
目次
日本は欧米や北欧に比べると、比較的「母親神話」の強い国です。
・女性は結婚したら家に入るもの
・子育ては母親の仕事
・父親は外で仕事をするもの
・・・などなど、女性の社会進出が叫ばれている今なお、これらの考え方は根強く残っています。
また、離婚をして親権を母親がとらないということになると、なおさら「あの母親は子どもを捨てた!」と考える方もいらっしゃるようです。
日本では”子育ては「母親」がするのが当たり前”という意識が、当たり前のようにあるのです。
しかし、”それで本当に自分の幸せ・子どもの幸せ・家族の幸せ”は得られるのでしょうか?
確かに、お腹の中で子どもを育て、産まれればお乳をあげ・・・などと、子どもに対する役割が男性よりも多いのは否めません。
しかし、”それ=母親が子育てをするもの、責任は母親に”というのはちょっと違います。
子育ては、父親・母親の双方の責任です。
母親にしかできないこと、父親にしかできないことがあるのです。
「幼少期に父親とたくさん関わった子は、反抗期になっても父親を嫌いにならない」
など、父親が子どもにもたらす役割もたくさんあります。
子どもに対する責任は、父親も母親も同等なのです。
雨宮さんは、仕事復帰するにあたり、お子さんと元だんなさんときちんと話し合った上で、お子さんの希望もあり、元だんなさんにお子さんたちを託す決断をしました。
決して、自分勝手な思いだけで、行動したわけではないのです。
むしろ、家族みんなが幸せな、1番の方法を選択したのではないでしょうか?
しかし、残念ながら今の日本では、”母親が子どもと一緒にいない”という事実だけで叩かれてしまうという現実があります。
せかいくでは、母親であっても父親であっても、子どもであっても、『自分の人生を楽しみ、輝かせて欲しい』という思いがあります。
そのためには、雨宮さんのような選択肢も、時にはあると思います。
そこですぐに非難するのではなく、「この人はなぜこのような選択肢をしたのか?」という目線から考え、人それぞれの選択肢を自然に受け入れられる社会になってほしいと思います。
子ども・家族の可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 親と子のコミュニケーション 2016.08.05