おはようございます。
乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
4月ももうすぐおしまい。
新しい環境での1か月はどうでしたか?
子どもたちも緊張の1か月だったかと思いますが、少しづつ慣れてきた頃かなと思います。(GWでまた戻ってしまう可能性が高いですが・・・)
少しづつ慣れてくると、クラスにどんな子がいるのかということも少しづつ分かってきます。
そんな環境の中いただいた今回のお悩み相談は、子どもが言った一言についてです。
目次
「ママ、あの子変なんだよ。おかしい」
これらの言葉が急に出てくると、親としてはびっくりすると共に、”何かあったのかしら・・・”と心配にもなりますよね。
子どもが純粋に、自分や自分の習慣とは違うことに驚いているというだけであれば、特に心配しなくても大丈夫。
なぜ違うのか、そして違いがあることが悪いことではないことを説明してあげましょう。
しかし!子どもが明らかにその子を避けている、見下しているような態度を取り始めたら要注意!!
きちんとした対応が求められます。
自分と他者の違いに気づくことは、今まで自分しか見えてなかったものが、視野や感覚能力が高まってきた証拠、いわゆる脳が発達してきた証拠ですので、悪いことはありません。
しかし、その”気づき”が”排除”になってしまわないよう、周囲の大人は気をつけなくてはいけません。
相手のことを変だと言った自分も、相手から見れば、変な子だと思われているかもしれません。
自分がすべての中心で物事を考えるようなクセは、身に付けさせないようにするのが1番です。
そのためには、日ごろから自分で考えて発言させる環境を作ってあげましょう。
また、”世界にはいろいろな人がいるよ!”ということを知る環境も、合わせて作って欲しいところです。
これは私がよく行うものです。
例えば、友だちと接しているときに、本人はなんのつもりはなくとも、相手にとってはきつい言い方をされた、怒られた!と感じるシチュエーションがあります。
伝えた本人は何が悪かったのか分かりません。なぜなら、自分はきつくいったつもりも、怒ったつもりもないのに、相手が泣いたり、先生に話をしに行ったりするので混乱しているからです。
そんな時は・・・
「先生と○○くんは顔が違うよね?○○くんと△△くんも違う顔をしているし、みんなが違う顔をしているでしょう?
心もおんなじなんだ。いろんな気持ちがあるの。○○くんは大丈夫と思っても、△△くんにとっては怒られていると感じちゃったんだって。
誰が聞いても○○くんは怒ってないんだよって分かるように、もう少し優しい言い方をしてみようか」
など、”心”という見えないものを”見えるものに視覚化”して話をすると、子どもはきちんと聞いてくれ、次からは気を付けようとしてくれます。
これはあくまで1つのシチュエーションですが、いろんな場面で使えるのでぜひ行ってみてください。
日本人は、島国という環境から、ちょっとの違いも受け入れづらいところがまだまだあるのではないかなと感じています。
特に、子どもは純粋だからこそ、はっきり物事を言うところがありますよね。
自分と相手の違いに気づいたときは、子どもにとっても多様な価値観を身に付ける大きなチャンス。
どんなところに違いを感じているのか、なぜそれが”おかしい・変”という気持ちに繋がるのかをしっかり向き合って話し合いましょう。
もちろん、親自身が変な子だと思っていれば、その気持ちは子どもにもすぐに伝わることをお忘れなく。