おはようございます。
乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
今週は世界の文化でも、負の文化についての記事が続きます。
今回は”テロによって変化するヨーロッパの価値観”です。
多様な民族、文化を積極的に受け入れてきたヨーロッパの国々。
その価値観が今、変化しようとしています。
目次
ヨーロッパの国々は、労働力の確保などの様々な理由から、積極的に移民を受け入れてきた歴史があります。
そのため、どの国でも都市部では異文化が入り混じっている様子が見られます。
異文化もありつつ、一歩都市部を離れれば、昔ながらの生活が見られるヨーロッパ。
とても魅力的な国々ではありますが、近年テロが多発してしまっている地域でもあります。
それは、悲しい解釈ですが、ちょっと見方を変えてみれば、移民を受け入れてきたことで起きてしまっていることなのかもしれないのです。
先日、悲しいことにベルギーでまたテロが起ってしまいました。
その1つの背景には、ベルギーには移民を受け入れてきたことで、イラク系の過激派組織の集まる場所が出来てしまったことがあります。
フランスのテロの実行犯がベルギーに潜伏・捕まったことで、それに刺激されたベルギーにいる仲間がテロを起こしてしまったのです。
「もし、移民を受け入れていなかったら・・・こんなテロは起きていなかったかもしれない」
今回、立て続けにテロが起ったことで、このように考える人々も少なくないようです。
各国の政府の対応を見ても、その反応は様々です。
移民の受け入れを制限、拒否する声も出ていますが、同時にそれを疑問視する声もあります。
移民を積極的に受け入れてきたヨーロッパの価値観が、変化しようとしているのです。
私は政府の役人でもなんでもないので、是非を判断することは出来ません。本当に難しい問題だということも分かります。
が、せかいくでも大切にしている、異文化や他国の価値観、人々に触れ合うことはこれからを生きる子どもたちにこそ、大切だと思います。
人を疑うことはいくらでも出来ます。拒絶することも簡単にできます。
けれど、まずは人を信じること・信頼することを子どもたちに忘れて欲しくないと思います。
自分の目で見て、体で感じて、そこから自分なりに見極めていってほしいと思います。
そのための土台(=様々な体験、様々な人に会う)づくりを偏見のない乳幼児期にたくさんしていきましょう。