おはようございます。
乳幼児から心が震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
「子どものことはお前に任せてきただろ!こんなことになったのはお前の責任だ!」
とドラマなどで父親が母親に向かって責める場面がありますよね。
また、実際に子どもの性格は母親の影響が強いと思われている部分もあるかと思います。
が、しかし…!これは間違っているのかもしれないのです!
目次
子育ての中で、父親としての役割、母親としての役割という役割分担は少なからず出てくるもの。
けれど、“母親としての役割”という部分に大きな注目が集まっている現在の子育て状況。
しかし!子育てにとって大切なのは父親も同じです。
父親が子どもに母親よりも大きな影響を与えると考えられているのが…『子どもの性格』なのです。
コネチカット大学の研究所長のロナルド・ローナーさんの研究結果によると、親が子どもに
「自分は愛されていない」
「自分の言うことは聞いてもらえない」
「自分は必要とされていない」
と感じさせるような子育てをすると、暴力的で落ち着かない子になったり、やさぐれたりしてしまうのだとか。
これでは、そうなってしまうのは当然とも言えますよね。
驚くべきことは・・・父親がこのように子どもを認めない言動を多くとっているほうが、母親がそのような言動をとるよりも、
いっそう悪逆無道、犯罪行為、悪言雑言といったことを行う子どもになってしまうのだとか!!
よく、キレやすい子や笑顔のない子、引きこもりがちな子などが取り上げられることがありますが、もしかしたら家庭での父親の役割が希薄なのかもしれませんね。
また、研究結果では、『父親の愛情は母親の愛情よりも子に与える影響が大きい』ということが分かったそうなのです!
ローナーさんの発表によると・・・
『母親より父親の愛情を多く感じて成長していく子どもは、より幸福感や人生の充実感を持つ兆候がみられる』
ということです。
また、父親の育児参加が子育てにいっそう影響を与えることもわかっているようで、母親よりも父親の育て方によって、
・根気があって精神力の強い子になる
・思いやりと愛情のある、規律を理解して行動でき、自立心を持った子になる
などという様々なプラス要素があることも研究結果として出ているようです。
いかがでしたか?
子育てには母親だけではなく、父親もしっかりと子どもに向き合って責任のある役割を果たさないということが改めて分かりました。
また、研究の結果、最も子どもに影響力を与える父親とは・・・
『子どものいうことをきちんと聞いてあげて、いつも側にいてあげて、きちんとしたルールを守らせることができる。
でも逃げ場がなく窮屈に感じることがないような自由な空間も与えてあげられる』
ということができることが理想なのだとか。
なかなか難しいことではありますが、子どもに向き合う時間を少し伸ばすだけでも、愛情はしっかり伝わります。
今日からあと5分でいいので、お子さんと向き合う時間を作りませんか?
Category 専門家コラム . 発達 . 親と子のコミュニケーション 2016.03.11