”教育”という言葉は生涯ついて回るものですよね。
子どもの時には学校の先生から。
社会に出れば上司から。
後輩が出来れば自分が後輩へ。
親になれば今度は子どもに教育を。
しかし・・・『本当の教育』というものに触れてきたことが、私たちはいったいどれだけあるでしょうか?
今日は有名な山本五十六(やまもと いそろく)の言葉と先日研修会で感銘を受けたことをもとに、『本当の教育』について2回に渡って考えます。
目次
『やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。』
会社での教育や、子育て中の親御さんにも人気があるこの言葉。
ご存知の方もいらっしゃると思います。
更にこの続きが・・・
『話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。』
となります。
この言葉だけで、ハッと気づかされるところがありますよね。
五十六の続きの言葉にもありますが、さらに分かりやすくすると・・・
・やってみせ=実際にやっているところを見せる
・言って聞かせて=どうしてそれをするのか?理由、目的を示す
・させてみて=”教えた本人”が教えた人がやっているところをしっかり見守る
・ほめてやらねば=相手のことを良く見たうえで、出来ている部分を誉める(おだてることではない!)
・人は動かし=これらを行って初めて人は成長する
という解釈もできるのではと思います。
先日受けた勉強会では、講師の方が『これが教育のすべてだ』とおっしゃっていました。
確かにその通りではないかと感じ、ハッとさせられました。
自分自身もそうですが、ついつい「これはこうやるからあとはよろしく」というように、見守ることをせず、”させてみて”の解釈を間違っていたり(それでこうしてって言ったじゃない!と思う)、おだてたり、その人のモチベーションを上げるために”誉める”というところがあったりしませんか?
また、会社内や自分の周囲にこのような人がいたり、子どもに対してこのように接したりしていませんか?
もし、そのような行動が見られるなら、それは『教育』ではありません。
また、近年では教育に必要な、”誉める”ということを勘違いしている方も大勢いらっしゃるとのこと。
これはいったいどういうことなのか?
また次回、教育の本質について詳しくお話し致します。