日本の幼稚園や保育園で必ず行う子どもの『誕生日会』。
月ごとで行ったり、誕生日ごとに行ったりと様々かと思いますが、園でお菓子やプレゼントを用意して、”みんなでお祝いをする”というのが日本ではポピュラーな光景ですよね。
しかし!アメリカの園での『誕生日会』は日本とは違う様子。
いったいどこが違っているのでしょう・・・?
目次
1番の違いは、園で”誕生会”というものを行わないこと!
「え?どういうこと?」
と思われるかもしれませんね。
実は、アメリカの園では「誕生会をやりたければご自由にどうぞ」というスタンスなのだそう。
園で”誕生会”という行事をあらかじめ設定している日本とは、だいぶ違いますよね。
”園では誕生日会をやらないので、やりたければご自由に”というスタンス(少し冷たく聞こえるかもしれませんが・・・)のアメリカでは、誕生日の子の親が、お菓子やケーキなどを自分で用意します。
もちろん、クラスの子どもたちの分も。
「誕生日なのにこちらが用意するなんて!」
と思われましたか?
実は、そう思って少々苦言を呈してくる親は、やはりアジア人に多いのだとか。
園での誕生会は、日本では”もらう側”ですが、アメリカでは”与える側”になるという、日本とは大分違う習慣。
慣れるまでには時間がかかるのかもしれませんね。
この話は、先日インタビューさせていただいた、カリフォルニア州の園で約10年間、担任として勤めていらした方からお聞きしたものです。(インタビューの様子はまた後日ご紹介します!)
1歩日本の外に出れば、”当たり前”と思っていたことが”当たり前”ではなくなります。
園での誕生日会の様子1つとっても違いがあることから、その様子が分かりますよね。
その”違い”に直面したときに、「なぜこんなことをしなくちゃいけないの!?」と否定してしまうのは簡単です。
けれど、それではせっかくの視野や価値観が広がるチャンス・学びの機会(=グローバルへの道)が台無しになってしまいます。
違いに直面した時には、案外子どもの方が柔軟に対応出来るもの。
親子でグローバル人になるためにも、もし違いに直面したら、日本での”当たり前”にとらわれすぎず、新鮮な気持ちで対応してみてくださいね。
その”違いの経験”が、また1歩グローバルへの道に近づけさせてくれるのですから。