先日、フィンランドのパパたち事情について紹介させていただきました。
(→「イクメン率世界一!?フィンランドのパパたちグループ、『ダディ・グループ』とは?」)
今回はフィンランドの子どもの名前事情についてご紹介したいと思います。
目次
男女平等率の高い国フィンランド。
実は秘密主義の国でもあるかもしれないのです!
・・・とは言いすぎかもしれませんが、「妊娠中に赤ちゃんの性別を聞きたくない」という人がとても多いのです。
また、生まれた赤ちゃんにはなんと2か月も名前がないのです!
2か月も名前がないなんて、日本ではちょっと驚きますよね。
実は、名前がない・・・というよりは、みんなには秘密にしておくというだけ。
日本のお宮参りにあたる(と、私は思っているのですが。)、洗礼式の時に、牧師が口にする名前を聞いて初めて祖父母やその他の家族、友人知人も赤ちゃんの名前を知るのだそうです。
それまではたとえ祖父母であっても絶対に赤ちゃんの名前を教えません!
もし洗礼式前に赤ちゃんに会いに来ても、「赤ちゃん」やお腹の中にいたころのあだ名で呼ぶのだとか。
徹底していますね!(もちろん、教会の信者ではない人は違うようですが。)
フィンランドでは1~3つのファーストネームを持つのが一般的だそうです。
1番多いのが2つのファーストネーム、その次が3つ、最後が1つという具合。
名前は他のキリスト教国と同じように、聖書からの引用が多いようですが、今は宗教的な意味合いを込める人はほとんどいないそうです。
そしてここからが面白いところ!
なんと、多くの名前がフィンランドの公式カレンダーの中に存在しているのです!
つまり、1年に1度、『名前の日』と呼ばれる自分のファーストネームでお祝いをする日が存在するということです。
(それだけ同じような名前が存在するということかもしれません。)
もちろん、一般的な名前は365以上あるので、1日にいくつかの名前が割り振られているようですが、『名前の日』は誕生日同様に盛大に祝われているそうです。
もし、クリスマスなどにかぶってしまったら、クリスマスと名前の日を一緒にお祝いされてしまうという、日本でも”あるある”なことも起きるのだそうです・・・
名前は子どもたちにとっても、命名した親にとっても特別なもの。
『名前の日』が誕生日パーティーと同様にお祝いされるのも納得です!
いかがでしたか?
生まれてから2か月も名前がないこと、名前の日があることなど、日本とは違う名前事情があって面白いですよね!
名前に関してもそれぞれの国で違いがあって、世界って本当に広くて色々なことがあるなぁと感心させられます。
異文化を知るのはとても面白いですね(*^-^*)