長かった夏休みも終わり、2学期が始まって3日ですね。
早いところは既に1週間過ぎたよというところもあるかと思います。
夏休みの宿題は無事に提出出来たでしょうか?
中でも、子どもたちを悩ませる宿題と言えば『読書感想文』です。
今回は小学校の夏休みの宿題に付き物の『読書感想文』に焦点をあててみたいと思います。
目次
日本の「読書感想文」という概念とは少し違いますが、海外にも読書感想文の宿題はあります。
しかし、一番日本と違うのは、”読書感想文に求められるもの”です。
日本では、「面白かった」では済まされない読書感想文ですが、海外ではそれでOKです。
海外での読書感想文に必要なことは・・・
・その本の内容は?
・なぜその本を選んだのか?
・その本の好きな部分は?
これだけでOKなのです。
自分の経験から、日本ではこれ以上のものを求められていると思っています(!?)ので、日本とは大分違いますよね。
子どもも、特に苦もなくこなしているようです。
そんな読書感想文に、「テンプレート」が存在するのはご存知ですか?
これは、()の中を穴埋めするだけで読書感想文が書けてしまうというもの。
穴埋めも簡単に出来るものですので、これがあればあまり考えずとも感想文が完成するのです。
これを良しとするかしないかは…
人によって分かれるところ。
「宿題をこなす」、「書くためのきっかけをもらう」ということだけを考えると、使ってみるのもありかなと思います。
ただ、(読書感想文とは少し離れてしまいますが)考える力・自分で伝えたいことをまとめる力を養うためには、すべてをテンプレートに頼ってはいけないと個人的には思っています。
自分の意見をまとめて相手にわかりやすく伝えるのは大人でも難しいこと。
日本の子どもたちを悩ませる読書感想文ですが、これをきっかけに、その力を少しずつ養えると良いですよね。
少し話は脱線しますが、今は読書感想文テンプレートの他にも、「宿題代行」というサービスも存在しています。
これは、“学校の宿題をまるまる他の人にやってもらう”というものです。
利用する人たちの声としては、「学校の宿題なんてやるより、塾の宿題」などという声が多いようです。
これも、意見は人によって様々ですが・・・
個人的な意見としては、学校の課題もこなせない(やらせない?)のに他のことをやって意味があるのか?と思ってしまいます。
しかし、これらのサービスが生まれ、利用している人がいるのですから、現代はこれからのサービスが必要になってしまったということなのでしょう。(テンプレートを作った大学の准教授、本人も同じようなことを述べていました。)
いかがでしたか?
海外にも読書感想文の宿題があることにびっくりしましたが、求められる内容はやはり違っていました。
本好きな私としては、「読書感想文があるから本を読みたくない」ということにはならないで欲しいと思っています。
本を読むことで、語彙力や読解力などが養われるのですから。
私も、沢山の本から勉強していきたいと思います!
Category 専門家コラム 2015.09.03