さて、今週は食育をテーマに記事をあげてきたわけですが、美食の国、フランスで食育の一種ともいえる、面白い取り組みを発見しましたので、ご紹介したいと思います。
その名も…『味覚の一週間』。
これは1990年10月15日、ジャーナリストで料理評論家のジャン=リュック・プティルノー氏とパリのシェフたちが一緒になり、「味覚の一日」を開催したことから始まりました。
美食の国というイメージの強いフランスですが、当時は子どもたちを取り巻く食文化が問題となっていたそうです。
そのため、次世代を担う子どもたちにフランスの食文化をきちんと伝えようというプティルノー氏の思いを原動力とし、「味覚の一日」は年々その活動をフランス全土へと広げていきました。
1992年には、特定の層だけではなく、全国民がフランス料理という国家遺産の素晴らしさを発見、学習する場として、「味覚の一週間」という名称になり、一週間にわたって様々な催しが企画、開催されるようになったそうです。
実に面白い取り組みですよね!
では、どんなことを行っているのかというと…
☆味覚の一週間が掲げる5つの目的☆
「味覚の一週間」を通して私たちが皆様にお届けしたい5つの目的です。
1.国民、特に児童に対して味覚教育・学習を行う
2.できるだけ多くの国民に、味や風味を多様な摂取方法で提案することに力を注ぐ
3.文化の一端である食への確かな理解と食べる喜びを体感する機会を提供すると共に、良質な食べ物の生産・製造・加工を促す
4.食べ物のルーツ(原産地、生産方法、質など)の情報を正確に消費者に提供する
5.バランスのとれた生活スタイルの中での食べ物の役割の重要性を追求する
ということだそうです。
※HPより抜粋
味の食べ比べをして、味覚を養うなど、堅苦しくなく、楽しんで食育を学べるプログラムになっていると思います。
開催は10月ですが、「インターナショナルBENTO」という募集企画もありますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
これなら真似できるかも!という活動記録がのっているかもしれませんよ(*^^*)
HPはこちら!↓