アメリカと日本の給食風景。そこには2つの違いが!

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さて、6月に入り、もうすぐ梅雨に入りそうですね。

6月は梅雨だけではなく、食育月間でもあるそうです。

そこで、今日はアメリカの給食風景を覗いてみたいと思います。

アメリカの給食風景

1.給食は好きなものだけ食べれば良い!?

バイキング形式も多い、向こうの給食。なんと、好きなものだけとれば良いそうです!

とったものでも、もし口に合わないものがあれば、残してもokなんだとか。

日本では、レストランのビュッフェなどでも“とったものは残さず食べよう”という風習があるのに、子どもの頃から当たり前に残し、好きなものしか食べない食生活には驚きですね。

これでは栄養が偏りがちになっても仕方がない…

インターナショナルスクールでも、ネイティブの先生は“食べられないなら食べなくても良い”というスタンスで、例え家からのお弁当を一口も食べなくても、終わりにさせることが多いです。

2.“みんな揃ってから食べる”ということがない

日本では、子どもたちみんなの準備が揃ってから“いただきます”の挨拶をして、食べ始めます。

“ごちそうさま”の挨拶も、みんなで行うのが普通です。家庭でもそうですよね。

しかし、アメリカでは個人個人が席についた人から食べ始めます。

みんなを待つ、揃ってから挨拶をして食べるという習慣がないのです。

これは日本のように、「(命を)いただきます」「(命をいだだいて)ごちそうさまでした」というような挨拶がないのも要因の1つであると思いますが、私たちにとっては違和感のある光景ですね。

実際、それにとまどったという日本人の方もいます。

実は私も、インターナショナルスクールで働いている時、席についた子から食べ始め、食べ終わると挨拶もせずに、食べ終わった子から遊びだすことになかなか慣れませんでした。

※けれど、向こうでも特別な時にはみんなが揃うのを待ってから食べることもあります。

まとめ

日本の“食育”という観点からみると、驚くことばかりのアメリカの給食。

これらの光景は、ネイティブの先生たちを見る限り、アメリカだけではなく、欧米ではこのような対応なのだろうなと感じます。

様々な考え方があるなぁと思えど、日本の「命をいただく」「もったいない」という観念に基づいた給食風景の方が、私は好きだなと思います。

この風習を、日本から世界に広めていけるようにしたいですね(*^^*)

この記事を書いた人

関口真美
関口真美代表
世界×教育=せかいく代表。
元幼稚園の先生で、元インターナショナルスクールの先生。 幼児教育者歴16年以上。
これまで約2,000組の子ども達、保護者と関わってきた経験を持つ。

その中で、子どもの育て方に加え、これから来る予測出来ない時代に向けてどうすれば良いのか分からず、溢れる情報に振り回され、迷い、疲れてしまうご両親の相談に多数のってきたことから、

「よりお子様の特性・ご両親の想いに沿った、且つ、これからの社会を見据えた教育を提供したい」

と思い、
・我が子を”世界人”にするフルオーダーメイド教育コンサル(ペアレントトレーニング)
・旅を通してグローバルを学ぶ実践型グローバル教育(旅行同行)
・国際マナー講師
・セミナー、講演
を行っている。
※世界人=地球上どこでも堂々と活躍出来る人

『子どもが将来、地球上どこでも堂々と活躍出来るように、
まず、人間の土台となる幼少期をしっかり固める。』がモットー。

Category 世界の文化 . 専門家コラム . 食育 2015.06.02

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