今日も子どもの遊びの中から、挑戦してもらいたい素敵な遊びを1つご紹介。
それは…昔懐かし、竹馬です!
皆さんは竹馬に乗った経験はありますか?
私は小学生の頃に竹馬に乗ったことがありますが、乗れたときにはとても嬉しく、楽しかったのを覚えています。
実は、竹馬には子どもにも、大人にも、乗りながらにして健康や成長を促進する効果があったのです!
~竹馬効果、子ども編~
①体幹が鍛えられ、(腹筋、背筋)姿勢が良くなる!
腹筋、背筋を初めとする筋肉は、単純な腹筋運動などで鍛えるよりも、竹馬のように遊びや活動の中で刺激を入れた方が、良いと言われています。
竹馬に乗っているだけで、知らず知らずのうちに体幹筋が鍛えられ、それがひいては良い姿勢の獲得に繋がるのです。
②“メカノレセプター”という場所に刺激が入り、立位バランスが向上する!
メカノレセプターは足裏に多くある感覚受容器のこと。
その役割は体の位置関係を知るためのセンサー機能です。
この受容器がしっかり働かないと、立っている時に体を真っ直ぐに保つことが出来ません。
特に、竹馬に裸足で乗ることで、メカノレセプターが活性化され、その結果、立位バランスの向上に繋がるのです。
③小脳の働きが活性化され、平衡感覚が発達する!
竹馬に上手に乗るためには、バランス能力(平衡感覚)が必要になりますが、これを司っているのは小脳です。
上手く乗りこなすことが出来るようになるまでには、ある程度時間がかかりますが、この間、小脳は常に学習を続けています。
やがて上手く行く方法を小脳が学習すれば、それ以降は転ぶことがなくなってきます。
これは平衡感覚が学習された結果です。(自転車も同じですね)
小脳の成長は7歳頃までに完成すると言われていますので、それまでにしっかりと小脳に刺激を入れてあげることがポイントですね!
④大脳と小脳が連携して働くことで、スポーツ上達の基礎が出来る!
竹馬に乗ることで、目や手足など多方面からの刺激が脳に入ってきます。
脳ではその各部分から入ってきた刺激を「統合」し、バランスを取るために、体の筋肉に適切な活動の指令を出します。
そのため、竹馬に乗る練習をすることは、脳の統合能力を高めることに繋がるのです。
また、大脳と小脳は役割が違いますが、竹馬を上手に乗りこなせるようになるためには、これらが連携して働くことが必要になります。
大脳はどうすれば上手く出来るかを考え、小脳は上手く行った方法を、いつでも再現出来るように記憶しているのです。
実はこの「脳の統合能力」と「大脳と小脳の連携」はスポーツが上達するための大事なポイントになるのです!
そういう意味では、幼児期にいきなりスポーツを始める!というよりも、竹馬などの外遊びを十分にしてからスポーツを始めた方が、技術の上達が早いということが言えると思います。
竹馬が持つ4つの効果、どれも興味深いですね!どれも“遊び”の中から得られる効果ですので、ぜひ竹馬にチャレンジしてみて下さいね(*^^*)
大人の方への効果は明日、お伝えしますのでお楽しみに!
Category 発達 2015.04.25