私の友人に小学校で図書支援をしている方がいます。
その方いわく、“最近、本を借りる子(=読んでくれる子)が減っているんだよね…”
これは由々しき事態!
確かに子どもの頃に本の魅力に気付くのはなかなか難しいかもしれません。
けれど私は本を読むってとーっても重要だと思うのです!
それはなぜか…それには私の中で2つの理由があります。
①知らない世界に触れることができ、見解が広がる。
②語彙力・文章力・読解力が身に付く。
①に関してはまさに、昨日記事にした“ちきりんさん”のように、きっと本を読まなければ出会えない考え方がたくさんあると思うからです。
直接、面と向かっては会えなくても、本を通してその人の頭の中が知れるなんて、よくよく考えると、とってもすごいことだと思うのです!
そして②に関しては、本当に切実な問題です…
以前の記事にも書きましたが、私は立場上、よく実習に来た学生さんや研修生の指導録を見るのですが、“そこには嘘でしょ!?”と目を疑うような文章のオンパレード…
小学生で習うはずの国語の文章が書けなかったり、指導しても読解力がないからなのか?何度言っても理解出来ないようで、直せないのです。
(難しいことは言っていません。句読点をきちんとつけてね。とか、文末の言葉(です・ます)を統一してね。とか、助詞に気を付けてね。などです。)
もちろん、きちんした文章を書き、言われたことをすぐに直せる方もいます。
それでも、えー!?と思う文章を書く方の多いこと、多いこと…
その違いって、“どれだけ文章としての日本語に触れているか”だと私は思うのです。
本(活字)を読む機会の多い方はその分、自然に“文章の書き方や構成”を身に付けています。
と同時に、これってどーいうことだろう?
この言葉の意味は?と考える機会も多いので、読解力だけではなく想像力も自然と身に付けています。
文章を読むということは、口語では学べない言語能力を学べるのです。
でもこれって乳幼児期には関係ないんじゃない?
と思っているそこのあなた!
実はそんなことないんです。
それはどういうことなのか?
それはまた次回、お伝えします!
Category 専門家コラム 2015.03.28