おはようございます。
乳幼児期からココロが震える本物体験を提供し、『真にグローバルに活躍する子どもをプロデュースする専門家』、ワールドkidsプロデューサーのMasamiです。
数年後には当たり前になると言われている教育プログラムがあるのをご存知ですか?
それが、STEMプログラム、『ティンカリング』や『ファブラボ』と呼ばれているもの。
いったい、これはどのようなものなのか・・・?
今日は世界でも注目されている教育プログラムに迫ります!
目次
『2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう』
というキャシー・デビッドソン氏(米デューク大学)の予測。
これは大きな波紋を呼び、幾度となく目や耳にした方も多くいるかと思います。
今、存在していない職業・・・ということは、これからの子どもたちは『今はない仕事を自分たちで作る時代を生きていく』ということになります。
これらの予測をうけ、メディアや教育業界で注目されている教育プログラムの1つが、「作ることを通した学び」です。
ただ言われたことだけを受け身的に行うのではなく、「自ら考え、創意工夫し、学んでいく」。
この姿勢を培うことが、これからを生きる子どもたちには必要不可欠であると言えるのです。
そしてその姿勢を培うことのできるものが(簡単にいうと)「モノづくり」!
特にアメリカではサイエンス(Science)、テクノロジー(Technology)、エンジニアリング(Engineering)、マス(Mathematics)の頭文字をとった、STEMと呼ばれる分野での人材育成が初等教育から積極的に行われ、国策としても実施されています。
このSTEM教育を日本でも積極的に行っていくことが、これからを生きる子どもたちに必要なものの1つだと言われ、注目されているのです。
さて、STEMのことがなんとなく(!?)でも分かってもらえたかと思いますが、ティンカリングやファブラボは、ざっくりいうと、このSTEMプログラムの中の1つ(もしくは仲間。)です。
Tinkering(ティンカリング)とは家財道具を修理してまわった流しの修理屋(ティンカー)を語源に 持つ言葉で、さまざまな素材や道具、機械を「いじくりまわす」こと。
デザインセンスや 問題解決の力を高めることができる手法として注目されています。
また、ティンカリングの”Tink”とは”カン!”という擬音を指し、カンカン音を立てて物理的な工作、図工のようなことを行うという考え方もあります。
「機会をいじくりまわす」というとなんだか難しそうですが、何かしらの道具を使って、自分で考えながらものを作ることを「ティンカリング」と呼ぶのです。
釘を板にカンカン打ち付けてものをつくるだけでもティンカリングになるのです。
それに対してファブラボは(なんとなく)より機械的なイメージ。
ファブラボジャパンは、
『ファブラボとは、デジタルからアナログまでの多様な工作機械を備えた、実験的な市民工房のネットワークです。個人による自由なものづくりの可能性を拡げ、「自分たちの使うものを、使う人自身がつくる文化」を醸成することを目指しています。』
と、言っています。
いかがでしたか?
ちょっと難しい言葉ばかりですが、「モノづくり」を経験していくことが、これからの子どもたちを伸ばすのに必要なプログラムなのだということは間違いありません。
しかもそれは、想像力や発想力が豊かな幼少期に積極的に行っていくべきものです。
既製品ばかりのおもちゃやゲームだけではなく、自分たちでモノを創りだす苦労や喜び・達成感を味あわせて、グローバルへの基礎を培ってあげて下さいね!
子どもの可能性は無限大!
Category 専門家コラム . 真のグローバル人の育て方 2016.11.01