『熱があるときはお風呂に入らない方がいいよ』
と言われてきた方も多いかと思いますが、「先日、小児科に行ったら『これくらいだったら入ってもいいですよ』と言われたんです!本当に大丈夫なのでしょうか?」という、保護者からの心配のお声をいただきました。今日は熱がある時のお風呂について検証します!
☆熱が高い(38℃以上)場合…
この場合はお風呂にはいれない方がいいでしょう。
なぜなら体力が消耗されてしまうからです。
お風呂にいれず、様子をみましょう。
☆熱が38℃未満の場合…
お子さんが悪寒や倦怠感がなく、元気なようであればお風呂に入れても大丈夫です。お風呂に入ることで喉が潤い、鼻づまりが解消されます。また、皮膚の清潔を保ちますので細菌に対する抵抗力ができ、お風呂の水が体内の熱を逃がしてくれるというメリットもあります。
☆熱が38℃未満でも、嘔吐や下痢、悪寒などの症状がある場合…
この場合はお風呂に入れない方がいいでしょう。
体力がありませんので、余計に具合が悪くなってしまいます。また、水分補給がうまく出来ない場合には、脱水症状になる恐れもあります。
いかがでしたか?
昔はお風呂といえば銭湯であったり、屋外に風呂場があったりしたために、“熱があるときは入ってはいけない”
(湯冷めをするなどのデメリットがあったため)とされてきましたが、今のお風呂状況なら、お子さんの元気度にあわせて入浴することが可能です。
もし入浴する場合には、脱衣所も暖めたり、髪をドライヤーで完全に乾かしたりと、湯冷めをしないように気を付けましょう。また、水分補給も忘れずに行って下さいね!
発熱時は絶対にお風呂はだめ!ということはなくなってきた現代。お子さんの体調にあわせて、入浴するかしないか、判断してくださいね(*^^*)
Category 専門家コラム 2015.04.15